バークの形状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 01:23 UTC 版)
18世紀にイギリス王室海軍がそれまでのどの分類にも属さない船にbarkを使った。ジェームズ・クックの助言を容れて海軍は石炭運搬船を購入し探検用に転用した。その船がエンデバーでありシップ型帆装で平らに切り立った船首と船尾全面に窓がある船に改装された。 18世紀の終りまでに、barque(アメリカではしばしばbark)は特殊な型の艤装を施した船を指すようになった。この船には3本(あるいはそれ以上)のマストがあり、最後尾のマストに縦帆が、他のマストには横帆がある。保存状態の良い商業用バークは、1878年に建造されたフォールズ・オブ・クライド(英語版)であり、現在はホノルルの展示船として保存されている。他の保存状態の良いバークはポマーン(英語版)であり、建造時の状態を保つ唯一のウィンドジャマーである。その母港はフィンランドのオーランド諸島マリエハムンであり、海事博物館となっている。アメリカ沿岸警備隊は操船可能なバークを保有している。この船は1936年にドイツで建造され、戦争の賠償としてアメリカに渡り、イーグル(英語版)と命名されてコネチカット州ニューロンドンにある士官学校の練習船として使われている。 活躍している帆船の中で世界で一番古いものは、1863年に建造されたスター・オブ・インディア(英語版)であり、全ての帆が横帆であったが、1901年にバークに改装された。日本の航海練習船海王丸、日本丸もバークに分類される。
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