バレーフラワー スリーリップメルヘン【バレーフラワー スリーリップメルヘン】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第4825号 |
登録年月日 | 1995年 11月 8日 | |
農林水産植物の種類 | シンビジウム | |
登録品種の名称及びその読み | バレーフラワー スリーリップメルヘン よみ:バレーフラワー スリーリップメルヘン |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 11月 9日 | |
品種登録者の名称 | 櫻井正一 | |
品種登録者の住所 | 三重県亀山市井尻町949番地の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 櫻井正一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「バレーフラワー チェリーライプ」から発見した変異株であり,花は淡紫ピンクの地色に濃紫ピンクのぼかしが入り,リップは長三角形で淡紫ピンクの地色に濃紫赤の斑点と濃紫ピンクのぼかしが入る中型種である。 草型の大きさは中,草姿は中間型である。開花ぎ球茎の正面の形は卵形,横断面の形は扁円形,高さは31~60mm,長径は31~50mmである。葉の全体の形は線形,先端は鋭先形,葉の長さは45~75cm,幅は11~20mm,葉色は緑,葉の頂点の角度は30~45゜,先端は60~90゜,葉数は13~15枚である。花茎の長さは30~50cm,太さは 9.1~12mm,色は上部,中部及び下部は緑,1花茎の花数は11~20である。咲き型は部分抱え・平咲き,横径及び縦径は61~80mm,ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形,ラテラル・セパルは倒広卵形,ペタルは長ひし形,周縁の波打ちは中である。リップの正面の形は長三角形,先端は鋭形,周縁の反転は小,波打ちは中である。全体的な花色は桃系,セパルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート9501)の地色に濃紫ピンク(同9512)のぼかしが入り,ペタル及びリップは淡紫ピンク(同9501)の地色に濃紫赤(同9709)の斑点と濃紫ピンク(同9512)のぼかしが入る。花の香りは無,開花期は冬である。 「バレーフラワー チェリーライプ」と比較して,ペタルの正面の形が長ひし形であること,ペタルの周縁の波打ちが大きいこと,ペタルの内側の花色の分布が斑点及びぼかしであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に出願者のほ場(三重県鈴鹿市)で栽培中の「バレーフラワー チェリーライプ」の中にペタルがリップ化した変異株を発見し,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成元年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「バレーフラワー メルヘン」であった。 |
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