バレエの技法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 05:57 UTC 版)
バレエはフランスで発達したため、バレエの振付用語は基本的にはフランス語である。近代バレエの特徴は爪先立ちを多用することにある。これをポワント(fr. pointe)または英語のトー(トウ)(en. toe)という。このために履く特製の靴がトウシューズ(fr. chaussons à pointes)である。その性質上、足首が固いと非常にバレエには不向きとなる。また、爪先立ちを多用するために、爪先を様々な形で痛めることがあり、日常生活に影響が出るレベルにまでなり、バレエダンサーとしても活動できなくなるケースは少なくない。 ポワントで立たず足を舞台につけて立つ立ち方は6つに分類される。これをポジション(fr. position)と呼ぶ。振付においては特に詳述せずポジション名で呼ぶ。 バレエ舞踏の重要な技法としては跳躍と回転がある。これもフランス語で呼び、たとえば片足を前方に投げ出しその方向へ飛ぶことをジュテ(fr. jeté)と呼び、空中での足の位置や跳躍の大きさによってジュテは細分される。一方物語り進行上の感情を表すのにはマイムを用いる。マイムが過度に多い作品はしばしば「バレエ的でない」と批判されることからも、バレエが舞踊芸術であることが理解される。 アン・ドゥオール:両足を外側に開くこと。バレエのポーズや動きの基本。 ポーズ:アラベスク、アティテュード プリエ:膝を曲げる動き。 ルルヴェ(爪先立ち):ア・テール(踵をついた状態)からドゥミ・ポワントを経てポワント(トー)に上がること。 回転:ピルエット、フェッテ、シェネ、ピケ、ストゥニュー グラン・パ・ドゥ・シャ:片足で踏み切り空中で両足を前後に広げて飛ぶ跳躍 アントルシャ:両足で踏み切り空中で脚を交差し打ちつけ合う。回数によってアントルシャ・カトル、アントルシャ・シスなどと呼ぶ。 リフト
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