バレエのストーリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 07:45 UTC 版)
歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』は、江戸時代の元禄年間に起こった赤穂事件を脚色したものだが、幕政批判につながりかねない内容であったため、時代設定を『太平記』に描かれた室町時代初期に移して足利直義、高師直などの実在の人物を登場させた上で、大石内蔵助(おおいし・くらのすけ)を「大星由良之助」(おおぼし・ゆらのすけ)と改名したり、浅野内匠頭を、赤穂の名産である塩に因み「塩冶判官」としたりするなどして赤穂事件を仄めかしている。また、作品中に登場する切腹や遊廓をはじめとする風習や文化は江戸時代のものである。 歌舞伎は全11段から構成され、全てを上演すると3日間程度かかる長大なものだが、バレエでは外伝のエピソードも取り入れつつ約2時間に凝縮し2幕9場に構成している。また、現代と歌舞伎の世界を二重写しに表現する工夫がなされている。 以下、バレエに挿入される義太夫の出典は(一部加工)。
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