バブル期以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 17:55 UTC 版)
1980年代後半あたりから平日23時台が全般的に報道枠へと変化しており、『NEWS23』(TBS)や『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京)など看板番組になったものも多い。その他、F1などモータースポーツ(主に録画)や欧米の各種競技の中継などスポーツ番組が増え、従来の深夜バラエティ番組が平日23時から追い出されつつあった。 この流れに一石を投じたのが1993年から放送が開始された『ネオバラエティ』(テレビ朝日)である。同局は平日22時台に『ニュースステーション』(現:『報道ステーション』)を編成しているため、その代替の意味もあって平日23時台にバラエティ番組を編成した。これが新しい視聴者層の掘り起こしに成功し、NHKやフジテレビなども参入して競合番組も現れた。 従来より23時台は週末においてはプライムタイム枠に次ぐ時間帯として『ねるとん紅鯨団』や『夢で逢えたら』などの数々の人気番組を世に出したが、これ以降23時台は平日においてもプライムタイムよりも視聴者層を限定した番組や実験的な企画が許容されることに加え、0時以降の深夜番組よりも番組の成否が「視聴率」という形で現れやすいという双方の面を兼ね備えている時間帯として認識されることとなり、『ネオプライム』という時間帯の商業価値の向上に大きく寄与することとなっていった。 お色気番組については1990年代末まではテレビ東京を中心にかろうじて存在していたが、その後地上波ではほぼ絶滅状態となった。 この他、3大都市以外からも人気になる深夜番組が生まれ、北海道テレビ放送が制作した『水曜どうでしょう』が全国的な人気を集めた。
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