バブル期のスーパーカーブーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 07:57 UTC 版)
「スーパーカー」の記事における「バブル期のスーパーカーブーム」の解説
1970年代のスーパーカーブームから10年ほどたった1980年代末、日本は空前のバブル景気に突入する。スーパーカーは不動産と同じく投機目的で購入され、プレミア価格で転売される状況が起こった。例として、新車価格が4500万円のフェラーリ・F40は、一時期2億5000万円まで価格が高騰した。 この時期におけるブームは”第二次スーパーカーブーム”とも呼ばれ、1970年代のブームが子供中心だったのに対し、バブル期のブームは商売目的の大人が中心となった。 バブル景気中の日本企業もスーパーカーに興味を持ち、ヤマハはF1用のエンジンを搭載した「OX99-11」を、ワコールの出資で設立されたジオット・デザインは童夢が開発を行った「ジオット・キャスピタ」を発表するに至った。 このブームは1990年代のバブル崩壊と同時に終わることとなる。スーパーカーを販売する自動車メーカーには注文のキャンセルが相次ぎ、上記のOX99-11とジオット・キャスピタも販売計画が撤回され、市販される事は無かった。
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