バグとその後の対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 04:33 UTC 版)
本作では今まででは考えられないようなゲームバランスを崩すほどのバグや低レベルなAIが指摘されており、公式掲示板でさえも不満の声が噴出した。 以下にその一例を挙げる。 6万の大兵力が籠もる城に5,000程度しか兵のいない部隊1部隊で攻めてくる。 忠誠度が100なのに君主との相性が悪いと容易に裏切る(例:孫策が劉表配下の場合など。しばしば聞かれる進軍中に裏切る行為はバグではない)。 豊作の都市が変わらない。 投石器で自勢力の都市を落とすことができ、しかも捕虜にすることさえ可能(但し、何故か一部武将が登用出来なかったりする)。 委任すると褒美や治安が無視されるため、委任軍団の武将が次々と裏切り、都市には賊が次々と発生する。 そのため2006年4月10日に既存のバグを修正し、バランス調整を図った修正パッチが発表された。なお、通常コーエーの出す修正パッチは、中古対策のためにゲームのシリアルナンバーを入力してユーザーズページに登録しなければダウンロードすることができないが、今作のVer1.1パッチは登録していなくても修正パッチを落とすことができる(ちなみにパッチにもかかわらず300MB近い容量がある)。Ver1.2以降のパッチは他作品同様ユーザー登録が必要となっている。 ユーザーからの不評があまりにも大きかったためか、コーエーはバグの修正パッチ配布だけでなくディスク交換も希望すれば無償で応じるという対策を採った(ただ、ディスク交換は後述の糞藝爪覧を隠すためではないかとの見方もある)。同年4月17日にはバグを修正したバージョンを再発売した。「決算に合わせるために不備を承知で3月の発売を強行したのではないか」という憶測も出た。 なお、2010年現在「KOEI The Best 三國志11 with パワーアップキット」として販売されているものや、PlayStation 2版などでは、ここで記述したような派手な不具合は見られず、普通にプレイが可能なレベルとなっている。
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