バグとその影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 00:59 UTC 版)
「Summer Days」の記事における「バグとその影響」の解説
前作『School Days』に続き、本作も大量のバグと度重なる修正パッチのリリースを行った。 バグの原因は、「製品出荷時にマスターデータと古いデータを誤って混在させてしまった、最終出荷確認時の確認ミスが原因」と発表されている。発売日前日の2006年6月22日には最初の修正パッチ配布が開始されたが、それは2.3GBという前例の無い大容量であった。まもなく、それによってサーバがダウンするという事態が発生したため、オーバーフローは公式サイトに謝罪文を掲載した上で修正版のVer1.01B(容量は1.25GB)を配布した後、販売店へは購入者配布用の修正パッチDVD-ROM(Ver1.021を収録)を発送し、公式サイトではサーバダウン回避のためにBitTorrentを使用した配布への変更などの対策を取った。しかし、修正パッチの公開はなおも続き、同年7月7日にはソフ倫の審査基準に違反する表現があったとして、自主回収を行う。 その後、オーバーフローは同年10月18日よりアンケートカードを送付したユーザーのみを対象とした修正版DVD-ROMを発送することを、公式サイトにて発表した。この修正版は、同年10月27日発売のリニューアル版と同じくVer2.00である。更に、同年10月30日に修正版とリニューアル版の両方とも環境による不具合が発生することを受けて配布されたVer2.01が、2011年現在での最新版となっている。 2012年に公表されたメイザーズぬまきちへのインタビューによると、本作の製作に入った際、創業当時からのメインスタッフの結婚退職や病欠が発生したことから、ある巨大な宗教団体の熱心な信者である兄弟のスタッフが本作のプログラムとグラフィックを取り仕切ることになり、発売までの間メイザーズぬまきちによる指揮監督が不可能な状況に陥っていたという。そして彼らが仕事の進捗報告を偽ったまま宗教団体での活動に注力していたため、大きなバグがある状態で発売されたのだという。その結果両名は退社したが、その後発売されたオーバーフローの作品に対する批判を彼らと思しき者が2ちゃんねるで煽動していたとメイザーズぬまきちは語っている。
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