バクー・イニシアティヴとアスタナ宣言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/16 05:29 UTC 版)
「INOGATE」の記事における「バクー・イニシアティヴとアスタナ宣言」の解説
バクー・イニシアティヴ(英語版)は欧州連合(EU)とINOGATE加盟国間のエネルギー協力に関する政策対話の結果生まれた。1回目の鉱物資源会合がバクーで2004年11月13日に開催された。2回目の鉱物資源会合はアスタナで2006年11月30日に開催され、加盟国の広範囲に渡るエネルギーに関する問題とEUによるこれらの問題への協力に関し、INOGATEプログラムの幅広い利点が確認された。 バクー・イニシアティヴの一つの目標は透明性の高いエネルギー市場の形成、投資誘致とエネルギー供給の安全性強化のため、EUエネルギー市場へと参加している国のエネルギー市場の統合を進めることである。(イニシアティヴの他の側面としては輸送に関する議題がある。バクー・イニシアティヴ(英語版)を参照。)加盟国はEUと協調した統合エネルギー市場や国際法、規制枠組創設のため、法的・技術的な基準をすり合わせるという目標に合意した。この目標の具体的な内容としては、時代遅れの発電施設に代わり既存のインフラを拡張・近代化することで環境にやさしいシステムを作りエネルギー供給の安全性の向上、新たなインフラの開発や現代的な監視システムの導入、効率的かつ持続可能なエネルギーシステムの調整を通したエネルギーの需要と供給のマネジメントの向上や共通の関心がある商業的・環境的に運用可能なエネルギープロジェクトに対する融資の促進などがある。これらの目標達成に向けた行程表と加盟国の目標はアスタナ鉱物資源会合において承認された。
※この「バクー・イニシアティヴとアスタナ宣言」の解説は、「INOGATE」の解説の一部です。
「バクー・イニシアティヴとアスタナ宣言」を含む「INOGATE」の記事については、「INOGATE」の概要を参照ください。
- バクー・イニシアティヴとアスタナ宣言のページへのリンク