ハンセン病とは? わかりやすく解説

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ハンセン病

 らい病参照

らい(ハンセン病) [Leprosy, Hansen’s disease]

 らい菌Mycobacterium leprae)の感染によって起こる疾患である。らい菌は、結核菌と同じマイコバクテリウム属すグラム陽性菌であるが、今のところ人工培地では培養できないので、詳しい性状不明である。ただ、アルマジロヌードマウスでの実験から、一回分裂するのに数日かかると推測されている。ヒトのらい患者感染源となる。
 現在、世界的には、インドタイなどアジアアフリカ中心に約1、200万人患者がいると推定されているが、日本では新し患者発生は殆ど見られず、予防成功している。その為に従来らい予防法」で隔離されていたらい患者社会復帰認められるようになった
 らい菌は非常に感染力の弱い細菌で、生後まもなくの親子間の濃厚な接触以外では感染起こらない成人してかららい患者施設勤務をしている医師看護婦ケースワーカーなどでらいに感染・発症した例は報告されていないらい菌感染して発症すると、手などの知覚神経冒され熱さ寒さをかんじなくなる。
 早期発見できればリファンピシンなどの有効な化学療法剤用いた治療法があるので、日本では以前のように典型的ならいの症状を示す患者はいなくなった。 らいの患者対す社会偏見今でも強く差別が行われているが、細菌学者からみると滑稽なくらいである。




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