ハム市立音楽学校
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「ハム (ヴェストファーレン)」の記事における「ハム市立音楽学校」の解説
ハム市立音楽学校は1940年2月1日に設立された、ドイツで最も古い音楽学校の1つである。学生数 4,300人、教員数約 100人が籍を置く、ドイツ最大の音楽学校の1つでもある。ハム市立音楽学校はドイツの音楽界の発展において常にモデルの機能を担ってきた。この学校は、就学前の音楽教育から、より高度な学習の準備までの教育を行う、音楽教育施設を備えた完全に一貫した学校として構想された。また、1970年代初めの音楽学校校舎の新築は、中部ドイツでは初めての音楽学校新校舎であった。ドイツ音楽学校連合は、ハムの音楽学校が模範例であると公言している。1952年に、ハム近郊のオーバーヴェリース城内での連合結成に関わったマルティン・ヴォルシュケは、その2年後にハム市立音楽学校の学長となった。ヨスハルト・ダウスはオーケストラの学校としての概念を打ち立てた。その後任のノルベルト・エーデルケッター(作曲家で出版者のルートガー・エーデルケッターの兄弟にあたる)がこれを実現した。オーケストラの学校を何段階かに分けて創り出そうというアイデアがあった。ハムにとって私立音楽学校は、基本的な文化的重要性を有するものである。約40のアンサンブルのうち、高度なグループはハム市による公式イベントに何度も参加し、時にその音楽効果は市境を越えて広がる。 ノルベルト・エーデルケッターによって設立された、内容豊かなオーケストラ活動は、現在(2018年)の学長ベルント・シュマラの下で運営されており、様々な調べでこの街の文化生活を形作っている。特にハム市立音楽学校のシンフォニーオーケストラ(指揮: ベルント・シュマラ)は古典的オーケストラ学校の頂点であり、ゲオルク・トゥールヴィット指揮のシンフォニック・ブラスオーケストラ、ジャズ=コンボ(指揮: アルノ・メヤウシェク)やハム市のビッグバンド(指揮: クラウス・ハイマン)が音楽学校と緩やかな連携を築いている。音楽学校はクラシック音楽以外にも、ポピュラー音楽やダンス分野にも数多くの音楽グループを輩出している。2011年11月からは、ミュージカル分野も開講した。
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