ハミルトン史上2人目の6冠、ターボ復活以来のメルセデス6連覇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 04:14 UTC 版)
「2019年のF1世界選手権」の記事における「ハミルトン史上2人目の6冠、ターボ復活以来のメルセデス6連覇」の解説
ドライバーズチャンピオンシップはメルセデス所属のルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタスの2人によって争われた。開幕戦オーストラリアGPでは前年未勝利であったボッタスが優勝し、第4戦までドライバーズランキングで首位に立ったが、第5戦スペインGPからはハミルトンがドライバーズランキング首位の座を奪い返し、その後一度も首位を譲らず、最終的には21戦中11勝を挙げて2戦残した段階で自身6回目となるドライバーズワールドチャンピオンを確定させ、ミハエル・シューマッハのドライバーズタイトル最多獲得記録(7回)に迫った。 コンストラクターズチャンピオンもハミルトンが所属するメルセデスが獲得し、21戦中15勝を挙げるなど他チームの優勝回数を大きく上回った。メルセデスは開幕戦のワンツーフィニッシュ以降、最初から最後までコンストラクターズランキングの首位を譲らず、第17戦日本グランプリで、2014年からのコンストラクターズ6連覇を果たした。また、記録面でも1999年から2004年にかけてコンストラクター6連覇を経験しているフェラーリの連覇記録に並んだうえ、フェラーリがコンストラクター6連覇なのに対し、メルセデスはダブルタイトル6連覇となり、新記録を樹立した。ほかにもF1史上初の開幕から5戦連続ワンツーフィニッシュを筆頭にいくつかの新記録を残した。 シーズン前半はメルセデスの2台が勝利を独占し、第8戦の段階ですでに「メルセデスのタイトルは確定した」という声が上がるほどでの独走状態であったが、予選ではフェラーリの競争力も高く、後半戦では6戦連続でポールポジションを獲得するなどメルセデスに対して優位に立った。最終的に、フェラーリのシャルル・ルクレールがメルセデス・チーム以外のドライバーとして2014年以来初めてシーズン最多のポールポジションを獲得した。
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