ハイセンスグループ傘下へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 01:22 UTC 版)
「サンデン」の記事における「ハイセンスグループ傘下へ」の解説
サンデンホールディングスは主力事業である自動車用空調事業の不振などにより、2020年6月30日に事業再生実務家協会に対して事業再生ADR手続を申請し、即日受理された。 2020年7月14日に第1回債権者会議が行われ、取引先金融機関から事業再生計画まで債務返済の一時停止、つなぎ融資を含む資金支援を受けることと、資金支援の債権について対象債権者の債権よりも優先的取扱いを認めることなどについての同意を得た。2021年3月22日に行われた第2回債権者会議において、ハイセンス・ホーム・アプライアンス・グループとの間で、第三者割当増資の方法によりハイセンス・ホーム・アプライアンス・グループが設立した特別目的会社である海信日本オートモーティブエアコンシステムズに対して普通株式を発行する契約を締結した。 2021年5月7日に事業再生ADRが成立。再生計画では、取引金融機関20社が海信日本オートモーティブエアコンシステムズに対する第三者割当増資実行と同時に債務免除を行う、取引金融機関20社から金融支援を受けることなどが盛り込まれた。 事業再生ADR成立を受け、サンデンホールディングスは2021年5月7日に東京証券取引所に対して事業再生計画を提出。東京証券取引所は時価総額審査を開始。サンデンホールディングスは2021年3月期において債務超過となったが、事業再生ADR手続において債務超過解消を計画しており、東京証券取引所が再建計画を認可したため、債務超過となった場合でも上場廃止とはならない。同年5月8日から6月7日まで時価総額審査が行われ、審査の結果、1か月間の平均時価総額並びに6月7日の時価総額が10億円以上になった事から、上場が維持される事になった。 2021年5月31日に第三者割当増資が実行。サンデンホールディングスは海信日本オートモーティブエアコンシステムズの子会社となった。同年6月25日付でハイセンス・ホーム・アプライアンス・グループから役員が送り込まれ、代表取締役会長には段躍斌が、代表取締役社長執行役員には朱聃がそれぞれ就任した。サンデンホールディングスはハイセンスグループ傘下の下で再建が図られることになる。 2022年1月1日にサンデン株式会社に商号変更
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