ハイゼンバグとは? わかりやすく解説

ハイゼンバグ (Heisenbugs)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/24 08:51 UTC 版)

特異なバグ」の記事における「ハイゼンバグ (Heisenbugs)」の解説

ハイゼンバグは、それを調査しようとすると変貌した消えたりするバグである。 ハイゼンバグの例: リリース版では発生するデバッグ版(-DDEBUGコンパイルオプション等)では発生しない普通に実行すれば発生するデバッガなどの環境では発生しないユーザー環境では発生する開発者環境では発生しない結合テストでは発生するが同じチェックをしているはずの単体テストでは発生しない何が起きているのか調べよう出力命令入れると(いわゆるprintfデバッグ」)発生しなくなる。 競合状態によって発生している。 この名前は不確定性原理提唱したハイゼンベルクのもじり。ここでの不確定性原理とは量子力学用語で「観測すること自体対象影響与えるため正確な観測できないこと」を指す(これは実際に観察者効果であり不確定性原理ではないが、両者はよく混同される)。 デバッグモードではプログラムの実行前にメモリクリーンアップされたり変数レジスタではなく特定のスタック位置配置されたりすることがある。これはハイゼンバグのよくある原因である。またデバッガは、変数監視等のために、普段実行されないコード(変数アクセサなど)を実行する場合があり、これによってプログラムの状態が変わることも原因となる。他にも、Fandango on core原因になることもある。その裏には初期化されていない変数隠れていることが多い。 この言葉初め使われたときに同席したという Bruce Lindsay は、これはハイゼンベルクの「ある物事をよく見れば見るほど、他の物事をよく見ることができなくなる」という言葉由来するインタビュー述べている。

※この「ハイゼンバグ (Heisenbugs)」の解説は、「特異なバグ」の解説の一部です。
「ハイゼンバグ (Heisenbugs)」を含む「特異なバグ」の記事については、「特異なバグ」の概要を参照ください。

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