ノーバート・ウィーナー賞
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「社会的責任を考えるコンピュータ専門家の会」の記事における「ノーバート・ウィーナー賞」の解説
ノーバート・ウィーナー賞は、社会的責任を考えるコンピュータ専門家の会 (CPSR) が、コンピュータ専門家として社会的責任を果たした人を表彰する賞である。この賞は、ノーバート・ウィーナーの功績に敬意を表して1987年に設立され、CPSRにより毎年表彰が行われている。 最初の受賞者 (1987年) は、アメリカ合衆国の戦略防衛構想 (SDI) に反対する活動を行ってきたデイビッド・パーナスであった。デイビッド・パーナスが SDI の問題点を指摘したことが一つの要因となり、アメリカ合衆国は SDI の開発を中止した。 2013年に運営組織が解散したため賞も消滅した。 受賞者: 1987年: David Parnas (デイビッド・パーナス) 1988年: Joseph Weizenbaum (ジョセフ・ワイゼンバウム) 1989年: Daniel McCracken 1990年: Kristen Nygaard (クリステン・ニガード) 1991年: Severo Ornstein と Laura Gould 1992年: Barbara Simons 1993年: Institute for Global Communications (IGC) 1994年: Antonia Stone 1995年: Tom Grundner 1996年: Phil Zimmermann (フィル・ジマーマン) 1997年: Peter G. Neumann 1998年: Internet Engineering Task Force (IETF) 1999年: フリーソフトウェアとオープンソース運動 2000年: Marc Rotenberg 2001年: Nira Schwartz と Theodore Postol 2002年: Karl Auerbach 2003年: Mitch Kapor (ミッチ・ケイパー) 2004年: Barry Steinhardt 2005年: Douglas Engelbart (ダグラス・エンゲルバート) 2008年: Bruce Schneier 2013年: Gary Chapman なおこの賞とは別に、同じくノーバート・ウィーナーの功績を記念した賞として、米国数学会と応用数理学会によるノーバート・ウィーナー応用数学賞がある。
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