ドライ・ドラッヘン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 05:26 UTC 版)
「怪盗クイーンシリーズ」の記事における「ドライ・ドラッヘン」の解説
ドライ・ドラッヘンとはドイツ語で「三匹の龍」という意味で、ホテルベルリンの最高幹部である。 全員卓越した能力を持ち、3人だけでイタリアマフィアを内部抗争に見せかけて壊滅させることもできる。この三人の名前はドイツの国旗の色が由来する。 シュヴァルツ スーツをきっちり着込んだ、黒髪で長身の男性。ドライ・ドラッヘンのリーダー格。命令厳守の筋金入りの兵士。 聖書を常に携帯している。自分達が戦うのは自分の意志ではなくあくまで命令によるものであり、それが出来なくなったら自分はただの殺人者になって神に救われないと思っている。クイーンと皇帝いわく「戦っても面白くない相手」らしい。「そこら辺にあるもの」を武器に戦い、実力は極めて高い。 「悪魔の錬金術師」では、クイーンに変装され、満面の笑みでピースサインをしている写真をゲルブに撮られたショックで、ゲルブのスマートホンを壊してしまった。最高幹部のシュテラに恋心を抱いている。 名前の意味はドイツ語で「黒」。 ローテ ドライ・ドラッヘン唯一の女性。赤い髪を短くし黒い背広を着ているため、女性には見えにくい。 手袋からギリシャ火薬と水分を使って火炎を放ち、それを操る火炎使いである。 『ピラミッドキャップの謎 前後編』を経て、探偵卿であるヴォルフと互いに好意を持っているが、二人とも不器用なためなかなか進展しない。ただ『かぐや姫は夢を見る』でヴォルフが嫁取りレースの参加者になっていたのを知った際は、帰国した彼に大火傷を負わせたようである。 名前の意味はドイツ語で「赤」。 ゲルブ ドライ・ドラッヘンの最年少で14歳の少年。 ゲルブに勝てる者はヨーロッパにいないと言われるほどの狙撃の名手で、本人曰く、条件さえ整えば1km先の針の穴とて命中できるとのこと。狙撃は昔世話になった老兵に教わっており、森の中では動物にも気付かれない程に気配を消すことが出来る。 『ピラミッドキャップの謎 後編』ではその腕前でピラミッドキャップを封印するのに一役買った。総帥エレオノーレに好意を持っており、エレオノーレが好意を抱いているヤウズにライバル意識を燃やしている(しかし、『怪盗クイーンに月の砂漠を』では、ヤウズをエレオノーレの為にという理由で助け出した)。エレオノーレの誕生日プレゼントを買う為、深夜の郵便局でバイトをしている。仲間にはバイトをしていることや理由は述べていないが、グラースの情報提供もあってばれている。 名前の意味はドイツ語で「黄色」。 同作者の『都会のトム&ソーヤ』では内藤内人との交流もある。
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