トリコプシス属 Trichopsis
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/16 06:00 UTC 版)
「グラミー」の記事における「トリコプシス属 Trichopsis」の解説
3種が含まれる。 ピグミーグラミー 学名 Trichopsis pumila、英名 Pygmy gourami。全長 4 cm。タイ、ラオス、カンボジア、インドネシアの淡水に生息。水路や池などで、浮き草で覆われた淀みなどの低酸素環境に多い。動物プランクトンなどを食べる。淡褐色で側面に黒い帯、斑点がある。成熟すると全身に青系統に光る鱗が散在し、ヒレも同系色で光るようになる。繁殖期のオスはクククッという音を出して他の個体を威嚇する。泡の巣を作り繁殖を行うバブルネストビルダー。比較的きれいな水道水であれば、特別な水質の調整を行わなくても飼育できる。 クローキンググラミー 学名 Trichopsis vittata、英名 Croaking gourami。全長6-7 cm。タイ、ベトナム、マレーシア、スマトラ島、ボルネオ島、ジャワ島などに分布。尻ビレの一部が長く伸び、尾ビレの先端近くに達する。体の側面に2本またはそれ以上の縦の黒い帯がある。クローキング(鳴く)という名前からわかるように、この属のグラミーは威嚇の際に音を出すことで知られる。 スリーストライプ・クローキンググラミー 学名 Trichopsis schalleri、英名 Threestripe gourami。全長5 cm。メコン川流域に分布。湿地帯や水田などに住む。体の側面にはっきりした2本の黒い帯がある。各ヒレの縁が赤く発色し、青い点が散りばめられる。尾ビレの先が尖り、尻ビレの一部が長く伸びるが、尾ビレの半分までは届かない。
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