トリコモナス類と超鞭毛虫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/06 03:55 UTC 版)
「パラバサリア」の記事における「トリコモナス類と超鞭毛虫」の解説
かつては、パラバサリアをトリコモナス類 Trichomonadida と超鞭毛虫 Hypermastigida の2綱または2目に分けていた。ただし、このトリコモナス類は、現在のトリコモナス綱よりも(したがってトリコモナス目よりも)広い。 トリコモナス類 現在のトリコモナス綱、ヒポトリコモナス綱、トリトリコモナス綱、クリスタモナス綱の一部。 4〜6本の鞭毛を持ち、種によってはそのうちの1本が細胞側部に付着して波動膜 (undulating membrane) を形成する。トリコモナス類の多くは脊椎動物を宿主とし、特にヒトに感染する Trichomonas vaginalis は性感染症を引き起こす原虫として、疫学的観点からも重要な生物である。ほとんどは寄生性の生活を営むが、自由生活性のトリコモナス類も少数いる。 超鞭毛虫 現在のクリスタモナス綱の一部、トリコニンファ綱、スピロトリコニンファ綱。 細胞表面に多数の鞭毛を持ち、専ら昆虫に寄生する。
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