デ101の入換車転用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/03 14:56 UTC 版)
「神戸有馬電気鉄道デ101形電車」の記事における「デ101の入換車転用」の解説
デ101は1971年の廃車後も保管され、当初は静態保存の計画もあったが中止となり、鈴蘭台車両基地の構内入換車として使用されることになった。車籍のない機械扱いのため、本線走行は出来ない。 当初は原型を保った状態で使用されていたが、車体の老朽化が著しいことから1983年(昭和58年)に大規模な更新修繕が実施された。改造内容は前面窓のHゴム支持化、側窓の一部と客用扉の撤去、車内設備の撤去と一部機器の車内への設置、前照灯のシールドビーム化、塗装の事業用車標準のマルーン一色への変更などである。 修繕工事後も入換車として引き続き使用されたが、2015年度中の使用終了が発表された。入換車の代替としてはバッテリーカーが導入された。 使用終了後の旧101号は当初は解体の予定であったが、社内から保存を求める要望があり、引き続き鈴蘭台車庫に自走可能な状態で保管された。この旧101号の保存・復元を目的とした鉄道ファンによる有志団体「デ101まもり隊」が設立され、2019年には神戸電鉄の協力のもとでクラウドファンディングによる資金調達が実施されている。
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