デビュー期/ローン・スローンの誕生:1960年~1972年
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1960年より写真家として数年間のキャリアを積んだ後、1966年に処女作『深淵の神秘』でバンド・デシネ作家としてデビュー。この作品で初めて、のちにドリュイエの代表的キャラクターとなるローン・スローンが登場した。『深淵の神秘』は、1968年に日本で「LONE SLOANE 宇宙の用心棒」の題名で翻訳され、雑誌『別冊プレイボーイ』(集英社)のコミック特集に掲載された。 ドリュイエは1967年からイラストレーションの仕事に着手し、雑誌の表紙やカットのイラストの他、映画監督ジャン・ローランの作品(『催淫吸血鬼』など)のポスターを手掛けた。その傍らで彼は役者として演出家アリアンヌ・ムヌーシュキンの演劇(『真夏の夜の夢(『Le Songe d'une Nuit Été)』『ピエロ(Les Clowns)』)で活躍していた。 1969年には漫画誌「ピロット」に参加し、ローン・スローンを主役にした短編漫画を新たに連載。1972年に『ローン・スローンの6つの旅』の題名で単行本としてまとめられ、出版される。
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