デジタル化事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 06:38 UTC 版)
「モルドバ国立図書館」の記事における「デジタル化事業」の解説
モルドバ政府は2012年に、文化遺産としての価値の高い書物や芸術作品のほか、公文書などをデジタルアーカイブ化することにより、国民の文化遺産などへのアクセシビリティを高めることを目的として、「文化セクターの情報化に係る国家プログラム 2012-2020」を策定した。当図書館では、2009年にスイス開発協力庁(英語版)より寄贈された1台の手動式ブックスキャナーを用いて、2010年から2019年6月末にかけて書物7,283点のデジタルアーカイブ化作業を完了させたが、必要機材の不足のために作業の進捗は芳しくなかった:1。 2020年6月30日、モルドバの外務・欧州統合大臣オレグ・ツレア(英語版、ルーマニア語版)と駐モルドバ日本国特命全権大使の片山芳宏との間で、一般文化無償資金協力「国立図書館デジタル化機材整備計画」に関する合意文書の署名および交換がキシナウで行われる。この計画は、国立図書館および関係機関に所蔵されている資料のうち、文化的歴史的価値の高い書物や国民的関心の高い書物などをデジタルアーカイブ化するのに用いる機材を整備することを目的としたもので、供与限度額は4,370万円とされる。2022年2月23日、デジタル化機材の引渡し式が開催される。
※この「デジタル化事業」の解説は、「モルドバ国立図書館」の解説の一部です。
「デジタル化事業」を含む「モルドバ国立図書館」の記事については、「モルドバ国立図書館」の概要を参照ください。
- デジタル化事業のページへのリンク