文化遺産としての価値
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「知里幸恵ノート」の記事における「文化遺産としての価値」の解説
『知里幸恵ノート』は2010年3月に北海道指定有形文化財に指定された。このノートは知里幸恵1923年に郷土研究社から出版された『アイヌ神謡集』の基礎原稿となり、綴られた伝承作品のうち13の神謡(カムイユカラ)が『アイヌ神謡集』に収められている。 また、このノートには「アイヌ神謡」(カムイユカラ)のほかにも、アイヌ語の口承伝承遺産として貴重な「神歌」(ウポポ)、ウウェケペレ(もの語り)、なぞなぞ、早口言葉など、ローマ字表記のアイヌ語と一部について日本語が併記、説明されている。文化庁の「文化遺産オンライン」においては、「刊行本『アイヌ神謡集』と比較研究する上で、また、アイヌ語を母語とし日本語にも精通する知里幸恵資料として貴重であるばかりでなく、明治・大正期を生きた一人のアイヌ民族の女性が遺した歴史遺産として極めて重要です」という紹介が記載されている。
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