チャップリン研究家としての活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 15:40 UTC 版)
「大野裕之」の記事における「チャップリン研究家としての活動」の解説
2003年に日本ヘラルド映画が『犬の生活』以降の国内上映権を再購入し、同年5月から朝日新聞と日本ヘラルド映画の主催で「Love Chaplin!チャップリン映画祭」を行った際、劇場パンフレットを執筆した。淀川長治の死後、チャップリン評論家として台頭した。「Love Chaplin!チャップリン映画祭」「Love Chaplin! DVDコレクターズ・エディション」の監修も行い、2005年7月にロンドンで行われたチャップリン国際会議にも、日本を代表して出席した。2009年には、完全版DVDセット「チャーリー・チャップリン メモリアル・エディション」(角川映画、紀伊国屋書店)の監修・ブックレット執筆。 2006年に日本チャップリン協会が設立された(本部は京都大学)。名誉会長は黒柳徹子、最高顧問にジョゼフィン・チャップリン、名誉顧問に山口淑子が就任。大野が発起人代表をつとめた。2006年3月25日から4月2日まで、大野のプロデュースで「チャップリンの日本」と題して、高野虎市遺品展と国際シンポジウムが京都市と奈良市で開催された。京都市の国際シンポジウムでは大野の他にジョゼフィン・チャップリン、黒柳徹子、チャップリン研究の権威のデイヴィッド・ロビンソン、ハリウッドで活躍する日系人俳優のクライド・クサツらが講演した。2007年3月24、25日に第2回チャップリン国際シンポジウムを京都市で、3月29日には奈良市で開き、京都ではチャップリンの孫のチャーリー・シストヴァリス、歌舞伎俳優の市川染五郎らと鼎談。2009年3月14、15日に第3回チャップリン・フェスティバルを京都市で、3月16日には大阪市で、19日には東京都で開き、チャップリンの4男のユージーン・チャップリンと対談した。2012年には、『チャップリン・ザ・ルーツ』チャップリン初期作品完全デジタルリマスター初公開に総監修として携わった。現在、日本チャップリン協会会長をつとめる。
※この「チャップリン研究家としての活動」の解説は、「大野裕之」の解説の一部です。
「チャップリン研究家としての活動」を含む「大野裕之」の記事については、「大野裕之」の概要を参照ください。
- チャップリン研究家としての活動のページへのリンク