タキ5400形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 00:52 UTC 版)
「国鉄タキ5450形貨車」の記事における「タキ5400形」の解説
液化塩素専用タンク車として初の25t積車として登場した。1957年(昭和32年)3月26日から1965年(昭和40年)4月30日にかけて三菱重工業・富士車輌・日本車輌製造で15両(コタキ5400 - コタキ5414)が製作された。記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。1979年(昭和54年)10月からは化成品分類番号「毒(G)26」(毒性の物質、高圧ガス、高圧ガス、毒性のあるもの)が標記された。タンク材質はボイラー鋼板を用いる。 台車は当初、平軸受・板ばね式のベッテンドルフ台車であるTR41Cであったが、後に一部の車両を除いて平軸受・コイルばね式のTR41Dに改造されている。タンク体は三菱重工業製と富士車輌製は車体長をタム2300形に合わせたため、太めのものに対し、日本車輌製造製はタンク径をタム2300形に合わせたため、細長いものとなっている。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には6両の車籍がJR貨物に継承されたが、1991年(平成3年)12月に最後まで在籍した2両(コタキ5406、コタキ5407)が廃車となり同時に形式消滅となった。
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