タキ5350形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/19 07:44 UTC 版)
「国鉄タサ1700形貨車」の記事における「タキ5350形」の解説
タキ5350形はユーロイド専用の30t積みタンク私有貨車である。「ユーロイド」とはユリア樹脂系接着剤の商品名である。 1967年(昭和42年)6月2日に5両(コタキ5350 - コタキ5354)がタサ1700形より日本車輌製造にて改造された。2年後の1969年(昭和44年)7月22日に2両(コタキ5355・コタキ5356)がタサ1700形より日本車輌製造にて改造された。以上合計7両(コタキ5350 - コタキ5356)が在籍した。 落成当時の所有者は全車日本石油輸送であり、生涯変更されることはなかった。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には1両(コタキ5356)の車籍がJR貨物に継承されたが、1990年(平成2年)2月26日に廃車となり同時に形式消滅となった。 塗色は、黒であり、全長は12,000mm、全幅は2,511mm、全高は3,690mm、軸距は7,900mm、自重は16.5t、換算両数は積車4.5、空車1.6、最高運転速度は75km/h、台車は12t車軸を使用したTR41Cであった。 改造前の車番と改造後の車番の関係は次のとおりである。 (タサ4860) - (コタキ5350) (タサ4864) - (コタキ5351) (タサ4731) - (コタキ5352) (タサ4720) - (コタキ5353) (タサ4745) - (コタキ5354) (タサ4715) - (コタキ5355) (タサ4734) - (コタキ5356)
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