タイタニック号の沈没
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 00:04 UTC 版)
「バイオレット・ジェソップ」の記事における「タイタニック号の沈没」の解説
1912年4月10日、24歳の彼女はタイタニック号に客室乗務員として乗船した。4月14日、北大西洋において氷山に衝突し、約2時間40分後に沈没した。彼女は回想録の中で、甲板上で英語ができない人達にどのように指示を伝えればよいのかという例を説明している(救命胴衣の着用の仕方を乗客に伝えるため、乗務員自らが着用することで説明するやり方)。彼女は乗組員が救命ボートに乗客を乗せているのを見た。その後、彼女は救命ボート(16番ボート)に乗るよう指示され、ボートが降ろされている間、タイタニック号の士官の一人が世話をするよう赤ん坊を彼女に与えた。翌朝、彼女と残りの生存者はカルパチア号によって救助され、4月18日にニューヨークに到着した。カルパチア号に乗船中、母親とみられる女性が、彼女が抱っこしている赤ちゃんをつかみ、一言も言わずに泣きながら立ち去ったという。その後、彼女はサウサンプトンに戻った
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