ジャングル・クルーズ
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ジャングル・クルーズ | |
---|---|
Jungle Cruise | |
監督 | ジャウム・コレット=セラ |
脚本 | ジョン・ノーヴィル ジョシュ・ゴールドスタイン グレン・フィカーラ ジョン・レクア |
原作 | ジャングルクルーズ |
製作 | ドウェイン・ジョンソン ダニー・ガルシア ハイラム・ガルシア ボー・フリン ジョン・デイヴィス ジョン・フォックス |
製作総指揮 | スコット・シェルドン ダグラス・C・メリフィールド |
出演者 | ドウェイン・ジョンソン エミリー・ブラント エドガー・ラミレス ジャック・ホワイトホール ジェシー・プレモンス ポール・ジアマッティ |
音楽 | ジェームズ・ニュートン・ハワード |
撮影 | フラビオ・マルティネス・ラビアーノ |
編集 | ジョエル・ネグロン |
製作会社 | ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ デイヴィス・エンターテインメント セブン・バックス・プロダクションズ フリン・ピクチャー・カンパニー |
配給 | ![]() ![]() |
公開 | ![]() ![]() |
上映時間 | 127分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 英語 |
製作費 | $200,000,000[4] |
興行収入 | ![]() ![]() ![]() |
『ジャングル・クルーズ』(原題:Jungle Cruise)は、2021年のアメリカ合衆国の冒険映画[1]。ディズニーランドのアトラクション「ジャングルクルーズ」を実写映画化したもので、主演のドウェイン・ジョンソンが製作にも携わっている[7]。
COVID-19パンデミックの影響を受けて、2021年7月30日の劇場公開と同時に、Disney+プレミアアクセスでの同時配信公開も行われた。日本での劇場公開は配信よりも1日早い2021年7月29日となった。
あらすじ
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キャラクター
- フランク・ウルフ / フランシスコ・ロペス・デ・エレディア
- (Frank Wolff / Francisco Lopez de Heredia)
- ジャングルを知り尽くしたクルーズ・ツアーの船長[8]。
- リリー・ホートン(Lily Houghton)
- 並外れた行動力を持ち、<奇跡の花>を追い求め、ジャングルの中でも勇敢に立ち向かう植物博士[8]。
- マクレガー・ホートン(McGregor Houghton)
- リリーの弟[9]。
- ロペ・デ・アギーレ(Lope de Aguirre)
- 今作のディズニー・ヴィランズ。呪いにかけられ、ジャングルに囚われた不死の男。
- ヨアヒム王子(Prince Joachim)
- もう一人のディズニー・ヴィランズ。ドイツ帝国の王子。「月の涙」を手に入れて世界を支配しようと企む。
- ニーロ(Nilo Nemolato)
- 酒場及び船会社経営者。
- サム(Trader Sam)
- プカ・ミチュナ族の酋長。
- サンチョ(Sancho)、メルヒオール(Melchor)、ゴンサロ(Gonzalo)
- アギーレの部下。
- コディントン(Sir James Hobbs-Coddington)
- イギリスの貴族。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替[10] |
---|---|---|
フランク・ウルフ / フランシスコ・ロペス・デ・エレディア | ドウェイン・ジョンソン | 小山力也[11] |
リリー・ホートン | エミリー・ブラント | 木村佳乃[12] |
マクレガー・ホートン | ジャック・ホワイトホール | 斉藤慎二[12] |
ロペ・デ・アギーレ | エドガー・ラミレス | 宮内敦士 |
ヨアヒム王子 | ジェシー・プレモンス | 小森創介 |
ニーロ | ポール・ジアマッティ | 魚建 |
サム | ベロニカ・ファルコン | 田村聖子 |
サンチョ | ダニ・ロビラ | 土田大 |
メルヒオール | キム・グティエレス | 高橋大輔 |
ゴンサロ | ダン・ダーカン・カーター | 藤井隼 |
コディントン | アンディ・ナイマン | 鈴木琢磨 |
アクセル | フィリップ・マクシミリアン | 佐々木啓夫 |
ザケウ | ラフェアル・アレハンドロ | 齋藤潤 |
その他 | 堀総士郎 越後屋コースケ 深増祐一 永瀬アンナ 時永ヨウ 高橋雛子 福西勝也 米倉希代子 今泉葉子 菊池康弘 赤坂柾之 |
製作
キャスティングについて
2015年8月9日、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズは「ジャングルクルーズ」に基づいた実写映画の製作を開始し、主演をドウェイン・ジョンソンが務めることが発表された[13]。スタッフ陣として、脚本はジョン・レクア、グレン・フィカーラら、製作はジョン・デイヴィス、ジョン・フォックスらが同時に、2017年7月には監督としてジャウム・コレット=セラが就くことが発表された[13][14]。2018年1月から6月にかけて、リリー・ホートン役としてエミリー・ブラント[15]、弟のマクレガー・ホートン役としてジャック・ホワイトホール[16]、悪役としてエドガー・ラミレス、ジェシー・プレモンス、キム・グティエレス[17][18][19]、”無愛想なハーバーマスター”役としてポール・ジアマッティ[20]を起用したことが発表された。2019年1月23日には、音楽としてジェームズ・ニュートン・ハワードが起用された[21]。
撮影について
2018年5月14日よりハワイでの撮影が開始されれ[22]、同年9月14日に撮影が終了した[23]。
LGBT+のキャラクターについて
ジャック・ホワイトホールが演じるマクレガー・ホートンが同性愛者であることをザ・サンが報じた[24]。ディズニー映画でLGBT+(性的少数者)のキャラクターが登場することは2010年代から目立ち始め、過去には実写版の『美女と野獣』[25]や『クルエラ』[26]でゲイのキャラクターが出てきている。また、今作のマクレガー・ホートンの役柄の設定には厳しい指摘がなされており、“男らしくなくて、ナヨナヨしてて、愉快なゲイ”という表現が適切ではないとしている[27]。また、公開後はゲイとしての明確な描写がほぼないことへの批判も相次いだ[28]。
公開
元々は2019年10月19日に公開予定であった同作は、2020年7月24日まで引き延ばされ、日米同時公開という形となった[29]。しかし、ウォルト・ディズニー・カンパニーは2020年4月4日、2019新型コロナウイルスの影響でアメリカでの公開日を2020年7月24日から2021年7月30日に公開を延期することを発表した[2]。日本での公開も延期すると発表した[30]。
2021年5月14日、アメリカでは劇場公開と同時に定額制動画配信サービスのDisney+プレミアアクセスでも有料配信することをウォルト・ディズニー・カンパニーが発表した。プレミアムアクセスでの視聴はDisney+の会員費に加えて、29.99ドルが必要となる。主演のドウェイン・ジョンソンは自身のInstagramにおいて、「できるだけ安全に、劇場で僕たちの映画をご覧ください。一方で『ジャングル・クルーズ』では、世界中のみなさんが観たいように映画を観られるという、特別な体験と機会でもあります」とのコメントを発表した[31]。
Disney+のサービスは日本でも展開されているが、国内での公開形態について、この時点(2021年5月14日)では未定となっていた[31]。その後、同年6月2日に劇場については1日前倒しさせ、同年7月29日に公開となり、Disney+プレミアアクセスについてはアメリカなどと同様、同年7月30日に有料配信することをウォルト・ディズニー・ジャパンが発表した[1]。
2021年8月2日、世界各地における本作のオープニング興行収入が明らかとなり、北米地域での興行収入は3420万ドル、世界市場(北米含む)での興行収入は推計で6180万ドルだったことが明らかになった。また、Disney+プレミアアクセスにおいての売り上げは全世界で3000万ドル余りに上り、劇場と配信の合計で9000万ドル以上を売り上げたことが判明した[32]。
2021年9月21日、ディズニーは本作品を同年11月12日からDisney+の見放題作品として追加することを発表した[33][34]。この時点では日本でも同様の対応になるのかは発表していなかったが、日本でも同日から見放題作品の対象になることが同年10月15日にウォルト・ディズニー・ジャパンから発表された[35]。
関連項目
- 『アフリカの女王』
脚注
- ^ a b c “ディズニー映画『ジャングル・クルーズ』映画館で7・29公開 ディズニープラスで配信も”. ORICON NEWS (2021年6月2日). 2021年6月2日閲覧。
- ^ a b “ディズニー実写『ムーラン』米公開日が決定 『ジャングル・クルーズ』は1年延期”. シネマトゥデイ. 2020年4月4日閲覧。
- ^ “ウォルト・ディズニー・ジャパン配給作品 劇場公開スケジュール一部変更のお知らせ”. ウォルト・ディズニー・ジャパン. 2020年9月30日閲覧。
- ^ Keegan, Rebecca (July 21, 2021). “How Dwayne Johnson Wooed Emily Blunt for 'Jungle Cruise' — and Why She Ghosted Him”. July 26, 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。July 27, 2021閲覧。
- ^ a b “Jungle Cruise (2021)”. Box Office Mojo. September 17, 2021閲覧。
- ^ 『キネマ旬報』 2022年3月下旬特別号 p.22
- ^ “「ジャングル・クルーズ」20年7月公開! D・ジョンソン×E・ブラントとアマゾンをめぐる冒険へ : 映画ニュース”. 映画.com. 2020年3月5日閲覧。
- ^ a b “ドウェイン・ジョンソンが船長役!ディズニー実写映画『ジャングル・クルーズ』7.24出航”. ライブドアニュース. 2020年3月5日閲覧。
- ^ “Disney's 'Jungle Cruise' Has Coming Out Scene with Openly Gay Character” (英語). TMZ. 2020年3月5日閲覧。
- ^ “ジャングル・クルーズ -日本語吹き替え版”. ふきカエル大作戦!! (2021年7月29日). 2021年7月30日閲覧。
- ^ “小山力也、ディズニー『ジャングル・クルーズ』日本版声優に!ロック様演じる船長役”. シネマトゥデイ (2021年6月4日). 2021年7月30日閲覧。
- ^ a b “『ジャングル・クルーズ』日本版声優に木村佳乃さん&斉藤慎二さんに決定!【史上初】東京ディズニーランド®で声優発表セレモニー開催!”. ウォルト・ディズニー・ジャパン. (2021年6月9日) 2021年6月9日閲覧。
- ^ a b “Dwayne Johnson to Star in 'Jungle Cruise' Movie for Disney (Exclusive)” (英語). The Hollywood Reporter. 2020年3月5日閲覧。
- ^ Jr, Mike Fleming (2017年7月31日). “Jaume Collet-Serra To Direct Dwayne Johnson In ‘Jungle Cruise’: No ‘Suicide Squad 2’” (英語). Deadline. 2020年3月5日閲覧。
- ^ N'Duka, Amanda (2018年1月30日). “Emily Blunt Joins Dwayne Johnson in Disney’s ‘Jungle Cruise’” (英語). Deadline. 2020年3月5日閲覧。
- ^ Kroll, Justin (2018年3月26日). “‘Jungle Cruise’ Taps British Comedian Jack Whitehall to Star With Dwayne Johnson (EXCLUSIVE)” (英語). Variety. 2020年3月5日閲覧。
- ^ “Edgar Ramirez Joins Dwayne Johnson in 'Jungle Cruise' (Exclusive)” (英語). The Hollywood Reporter. 2020年3月5日閲覧。
- ^ Kroll, Justin (2018年4月19日). “Jesse Plemons Lands Villain Role Opposite Dwayne Johnson in Disney’s ‘Jungle Cruise’ (EXCLUSIVE)” (英語). Variety. 2020年3月5日閲覧。
- ^ Hopewell, John (2018年6月20日). “Disney’s ‘Jungle Cruise’ Adds Spain’s Quim Gutiérrez (EXCLUSIVE)” (英語). Variety. 2020年3月5日閲覧。
- ^ “Paul Giamatti Joins Dwayne Johnson in Disney's 'Jungle Cruise' (Exclusive)” (英語). The Hollywood Reporter. 2020年3月5日閲覧。
- ^ “James Newton Howard to Score Disney’s ‘Jungle Cruise’ | Film Music Reporter” (英語). 2020年3月5日閲覧。
- ^ “Dwayne ‘The Rock’ Johnson Kicks Off ‘Hardcore’ Eight-Month Workout Program”. www.inquisitr.com. 2020年3月5日閲覧。
- ^ “‘Jungle Cruise’ shooting finally wrapped up” (英語). The Siasat Daily - Archive (2018年9月14日). 2020年3月5日閲覧。
- ^ “ディズニー実写版『ジャングル・クルーズ』にゲイ役が登場、起用俳優と設定で物議醸す - フロントロウ -海外セレブ情報を発信”. front-row.jp. 2020年3月5日閲覧。
- ^ “Beauty and the Beast: Disney's First Gay Character Is Here”. Time.com. 2017年3月3日閲覧。
- ^ Dominic, Robert (May 22, 2021). “Out Actor John McCrea Poised to Make History in 'Cruella'”. Instinct Magazine. May 22, 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。May 23, 2021閲覧。
- ^ “ディズニー実写映画『ジャングルクルーズ』にゲイのキャラクターが登場か ― 真相不明も、キャスティングと設定に早くも批判起こる”. THE RIVER (2018年8月14日). 2020年3月5日閲覧。
- ^ “Disney slammed for falling short yet again with Jack Whitehall’s gay Jungle Cruise character”. PinkNews (2021年7月27日). 2021年7月28日閲覧。
- ^ “エミリー・ブラント、ドゥウェイン・ジョンソンらが出演予定の実写版『ジャングル・クルーズ』公開延期。”. VOGUE JAPAN. 2020年3月5日閲覧。
- ^ “映画『ジャングル・クルーズ』『フリー・ガイ』公開延期のお知らせ”. シネマトゥデイ. 2020年4月10日閲覧。
- ^ a b “『ジャングル・クルーズ』ディズニープラス プレミア アクセスで同時配信へ、米ディズニー発表”. THE RIVER (2021年5月14日). 2021年5月14日閲覧。
- ^ “新作映画「ジャングル・クルーズ」、配信と合わせて興収9000万ドル超え”. CNN.co.jp (2021年8月2日). 2021年8月3日閲覧。
- ^ “The Walt Disney Company Celebrates Disney+ Day on November 12 to Thank Subscribers with New Content, Fan Experiences, and More”. The Walt Disney Company (2021年9月21日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ “『シャン・チー/テン・リングスの伝説』2021年11月にDisney+配信 ─ MCUの今後を紹介する特別映像、『ホーム・アローン』リブート版なども”. THE RIVER (2021年9月22日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ “『シャン・チー/テン・リングスの伝説』など全10作、Disney+で11.12日本配信!”. シネマトゥデイ (2021年10月15日). 2021年10月15日閲覧。
外部リンク
- ジャングル・クルーズ - 日本語版公式サイト
- ジャングル・クルーズ - Disney+
- ジャングル・クルーズ - 映画.com
- ジャングル・クルーズ - allcinema
- ジャングル・クルーズ - KINENOTE
- Jungle Cruise - オールムービー
- Jungle Cruise - IMDb
ジャングルクルーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/13 16:19 UTC 版)
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ジャングルクルーズ (Jungle Cruise) は、ディズニーパークに存在するアトラクションの名称。
このアトラクションが存在するパーク
- ディズニーランド(ディズニーランド・リゾート):ジャングルクルーズ
- マジック・キングダム(ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート):ジャングルクルーズ
- 東京ディズニーランド(東京ディズニーリゾート):ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション
- 香港ディズニーランド(香港ディズニーランド・リゾート):ジャングル・リバー・クルーズ
概要
ジャングルクルーズは、各ディズニーランド・パークのアドベンチャーランドに位置しており、キャストが演じる「スキッパー(船長)」の軽妙なトークに導かれながら、ボートでジャングルを巡る体験を味わうアトラクションである。
1941年にウォルト・ディズニーが南米コロンビアの川をさかのぼった時の体験を元に構想され、アマゾン川、ナイル川、イラワジ川を再現したコースとなっている。もともと、ウォルトはこのアトラクションに登場する動物たちを本物の動物にしようと考えていた。しかし、本物の動物では思うように動いてくれなかったり、夜行性の動物などもいてウォルトの思うようにはいかなかった。そこで、当時開発されたばかりのオーディオアニマトロニクスを使い、どのゲストにも同じような動きをしていつでも思うように動いてくれる動物を作り上げることができた。
リニューアル
ウォルト・ディズニー・カンパニーは2021年1月25日、アメリカ・カリフォルニア州のディズニーランドとフロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールドにある本アトラクションを刷新することを発表した。ロイターや現地メディアによると、今回のリニューアルではかねてから一部で批判されていた本アトラクションにおける人種差別的な表現、特に先住民族に対するネガティブな描写が排除され、新たな場面やストーリー展開が盛り込まれる予定だとしている。ディズニーもテーマパーク設計や開発を手がけるクリエイターたちが熟慮の末に決断したことだと認めた上で、「われわれを取り巻く世界の多様性を反映・尊重する」との声明を発表した。なお、ジャングルクルーズは東京(千葉県)と香港にも設置されているが、アメリカ国外のアトラクションの今後については未定となっている。アメリカの新しいジャングルクルーズは新型コロナウイルスの影響で遅れる可能性があるものの、2021年内のオープンを目指している[1][2]。
各施設紹介
ディズニーランド
ジャングルクルーズ Jungle Cruise |
|||
---|---|---|---|
オープン日 | 1955年7月17日(ディズニーランドと同時にオープン) | ||
スポンサー | なし | ||
所要時間 | 約10分 | ||
定員 | 1隻36名 | ||
利用制限 | ![]() |
なし | |
ファストパス | ![]() |
対象外 | |
シングルライダー | ![]() |
対象外 |
全てのディズニーパークのジャングルクルーズで最も古いものであり、ウォルトの存命中に建設された。年月を経てシーン追加、リニューアルが度々行われており、現在あるオーディオアニマトロニクスの多くが後に追加されたものである。近年では1995年のインディ・ジョーンズ・アドベンチャー:禁断の瞳の魔宮の建設のためにアトラクションの流路変更、待ち列の建物改修が行われたり、2005年にはピラニアシーン追加、ゴリラテント改修などが行われた。運行経路は反時計回りに進む。
マジック・キングダム
ジャングルクルーズ Jungle Cruise |
|||
---|---|---|---|
オープン日 | 1971年10月1日(マジック・キングダムと同時にオープン) | ||
スポンサー | なし | ||
所要時間 | 約10分 | ||
定員 | 1隻32名 | ||
利用制限 | ![]() |
なし | |
ファストパス | ![]() |
〇 | |
シングルライダー | ![]() |
対象外 |
ストーリー
- S.E.A.のメンバーであるアルバート・フォールズ博士が運送業としてジャングル・ナビゲーション・カンパニーを設立したが、事業に行き詰まりジャングルクルーズを始めた。
- また、ジャングル・ナビゲーション・カンパニーの本部(スキッパー・キャンティーン)にはS.E.A.の会合のための秘密部屋が存在する。
運行経路はディズニーランドと同じく反時計回りで、内容、順序も似ている部分はあるが、動物の登場順序が大きく異なる。また、ファストパスの発券を行っているのはフロリダだけである。
東京ディズニーランド
ジャングルクルーズ
ジャングルクルーズ | |||
---|---|---|---|
オープン日 | 1983年4月15日 (東京ディズニーランドと同時にオープン) | ||
スポンサー | ENEOS | ||
所要時間 | 約10分 | ||
定員 | 32名/ボート1台 | ||
利用制限 | ![]() |
なし | |
ファストパス | ![]() |
対象外 | |
シングルライダー | ![]() |
対象外 |
基本的な構成はマジック・キングダムのものを踏襲しているが、運行経路は時計回りである。東京ディズニーランド開業と同時にオープンしてから長い間は、赤や青と白のストライプの屋根にシンプルな内装のボートを使用していたが、2000年ごろからリニューアルされ、それぞれのボートに個性がついた。ボートにはそれぞれ所有者がおり、その所有者に合わせた内装が施されている(医者のボートなら白衣や包帯、写真家のボートなら写真やネガなどが飾られている)。また、ボート自体も古めかしい装飾が施された。しかし、全てのボートに施工されたわけでなく、稀に赤のストライプの屋根のボートが見られるが、1艘しかないレアなボートとなっている。(2014年9月8日より、下記のジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディションにリニューアル)
ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション
ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション Jungle Cruise: Wildlife Expeditions |
|||
---|---|---|---|
オープン日 | 2014年9月8日 | ||
スポンサー | ENEOS | ||
所要時間 | 約10分 | ||
定員 | 32名/ボート1台 | ||
利用制限 | ![]() |
なし | |
ファストパス | ![]() |
対象外 | |
シングルライダー | ![]() |
対象外 |
2014年1月6日より一時的に運休し、同年9月8日に「ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション (Jungle Cruise: Wildlife Expeditions)」としてリニューアルオープンした[3]。このリニューアルでは新たにイルミネーションやプロジェクションマッピングなどのショー効果が加わった他、アトラクション全体にオリジナルの音楽が導入された。また、ディズニー映画『ライオン・キング』の挿入歌「サークル・オブ・ライフ」の冒頭部も使用されており、夜間だけしか味わえない「ナイトクルーズ」の導入や、クライマックスとなる神殿の中では動物の守り神との出会いと、これまで以上にスリリングなジャングル探検が楽しめるようになった。また、オペレーションの面では1ヶ所だった乗り場が2ヶ所になり、回転率が上がった。
ボートの名称
ひとつひとつのボートには名前がつけられており、川の名前+女性の名前という組み合わせになっている。「オリノコ・アイダ (Orinoco Idae)」以外はイニシャルが同じアルファベットになっている。
- アマゾン・アニー (AMAZON ANNIE)
- コンゴ・コニー (CONGO CONNIE)
- ガンジス・ガーティー (GANGES GERTIE)
- イラワジ・アーマ (IRRAWADDY IRMA)
- クワンゴ・ケイト (KWANGO KATE)
- ナイル・ネリー (NILE NELLIE)
- オリノコ・アイダ (Orinoco Idae) - 本船のみ小文字表記。
- ルッシュル・ルビー (RUTSHURU RUBY)
- サンクル・サディ (SANKURU SADIE)
- セネガル・サル (SENEGAL SAL)
- ボルタ・ヴァル (VOLTA VAL) - 唯一の赤と白のストライプ屋根。30年以上もゲストを乗せジャングル探検へ出航している。
- ワンバ・ワンダ (WAMBA WANDA)
- ザンベジ・ゼルダ (ZAMBESI ZELDA)
トリビア
- コース上に、アンコール・トム(バイヨン)の四面仏像などを模した像がある。
- 運営開始から少しずつ細かい内容が変わっており、途中で発砲する銃は以前は発火式のモデルガンだったが、電気式で銃声のみを発する模造銃に変更された。リニューアル後は銃が無くなり、逃げ切るのみとなった。
- 道中に遭遇する原住民の商人サムが手に持っていた物は元々は干し首だったが、バナナの房に変更された。リニューアル後はお守りを販売している。
- 通る川の順序は、アマゾン川→ナイル川→イラワジ川となっていて、出てくる象もナイル川ではアフリカ象なのがイラワジ川ではインド象になっている。ワニも同様に変わっている[4]。
- 終盤に登場するニシキヘビの模様の中に、隠れミッキーがある。リニューアル後はシュバイツァーの滝の側に移動し、体の色も茶色から緑に変更された。
- スキッパー(船長)によって乗船中披露される話は異なり、また巧拙によって冒険の印象も左右される。その違いを楽しむのも1つの醍醐味である。以下にいくつか例を挙げる。
- 序盤でゴリラに荒らされているテントは、スキッパーによっては「ここが皆さんの宿泊先、ホテル『ミナゴリラ』です」とのこと。
- 生存率は10%である。ちなみに10%は優秀な数値らしい。
- スキッパー(船長)は、下船の際に親に忘れられ、迷子になってしまい、そのまま成長してスキッパー(船長)になったのだという。
香港ディズニーランド
ジャングル・リバー・クルーズ Jungle River Cruise 森林河流之旅 |
|||
---|---|---|---|
オープン日 | 2005年9月12日 (香港ディズニーランドと同時にオープン) | ||
スポンサー | なし | ||
所要時間 | 約10分 | ||
定員 | 1隻36名/計6台所持 | ||
利用制限 | ![]() |
なし | |
ファストパス | ![]() |
対象外 | |
シングルライダー | ![]() |
対象外 |
他のパークとは異なり、ジャングル・リバー・クルーズ (Jungle River Cruise) という名称になっている。香港ディズニーランドにはフロンティアランド(ウエスタンランド)の「アメリカ河」に相当するものが存在しない替わりに、このアトラクションがアメリカ河を一回り小さくしたような楕円形状をしており、他のジャングルクルーズよりも川幅が広い。川の内側の島にはアトラクション「ターザンのツリーハウス」があり、ここへ行くためのアトラクション「ターザンのツリーハウス行きいかだ」が航路を横切る形で渡されている。内容や順序などは他のジャングルクルーズとはかなり異なり、炎が出たり水が間欠泉のように爆発するなどといった演出面も存在する。運行経路は時計回りである。ツアー言語は英語・普通語・広東語の3種類があり、言語ごとに並び列が分かれている。
アトラクション強化
- 2006年 - ジャングル・リバー・クルーズの川にピラニアが増える。
- 2007年5月4日から9月2日 - までの期間限定で「ジャングル・リバー・クルーズ:パイレーツ・テイクオーバー!」となった。
- 2015年9月17日から10月31日 - までの期間限定で「ジャングル・リバー・クルーズ – エメラルドトリニティの伝説」となった。
ボートの名称
ひとつひとつのボートには名前がつけられており、東京版と同様、川の名前+女性の名前という組み合わせになっている。
- アマゾン・アニー (AMAZON ANNIE)
- コンゴ・クイーン (CONGO QUEEN)
- ガンジス・ガル (GANGES GAL)
- イラワジ・アーマ (IRRAWADDY IRMA)
- リジャン・レディ (LIJIANG LADY)
- メコン・メーデン (MEKONG MAIDEN)
- ナイル・ネリー (NILE NELLIE)
- ヤンジ・イン・イン (YANGZI YING YING)
- ザンベジ・ゼルダ (ZAMBESI ZELDA)
ジングルクルーズ
ジングルクルーズ (Jingle Cruise) は、ジャングルクルーズのクリスマスシーズンに行われるイベント。アトラクション全体にクリスマスの装飾が施される。2013年にアナハイムのディズニーランドとフロリダのマジック・キングダムで初めて開催された。
脚注
- ^ “米ディズニー「ジャングルクルーズ」刷新へ、「負の描写」を排除”. ロイター通信. (2021年1月26日) 2021年1月26日閲覧。
- ^ “ジャングルクルーズが「人種差別的」と批判された内容をリニューアルへ。米ディズニーが発表”. ハフポスト (2021年1月26日). 2021年1月26日閲覧。
- ^ “東京ディズニーランド®アトラクション「ジャングルクルーズ」リニューアル「ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション」2014 年 9 月 8 日(月)オープン” (PDF). 株式会社オリエンタルランド (2014年8月18日). 2021年6月9日閲覧。
- ^ 『東京ディズニーランド大ガイド 海外のディズニーパテーマパークガイド付き』(第1版)講談社、東京、1997年11月4日。ISBN 4-06-267602-8。 OCLC 170207940。
関連項目
- Kinect: ディズニーランド・アドベンチャーズ
- ジャングル・クルーズ - ウォルト・ディズニー・ピクチャーズによる実写映画化作品。
- 大森盛一 - 元陸上選手(現・パラリンピックコーチ)。現役引退後、ジャングルクルーズのスキッパーのキャストを勤めていた。
外部リンク
固有名詞の分類
- ジャングル・クルーズのページへのリンク