シンボルとして
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/21 03:34 UTC 版)
「グルンヴァルトの剣」の記事における「シンボルとして」の解説
グルンヴァルトの戦いにおけるドイツ騎士団への勝利の記憶は、ポーランド人のドイツ人への対抗意識と共に残り続けた。1938年、ヴワディスワフ2世とヤドヴィガの記念切手の中にグルンヴァルトの剣が描かれていたため、ナチス・ドイツがポーランド政府に抗議した。「良き隣人との関係を維持するため」、ポーランド外務省は郵便局に、切手の流通を差し止めるよう求めた。1939年の版では、紋章のデザインからグルンヴァルトの剣が取り除かれていた。 1943年、ドイツの占領下でレジスタンス運動を展開していた共産主義者の組織人民防衛隊は、自分たちの軍人章としてグルンヴァルト十字章を作った。その表面には、グルンヴァルトの剣が描かれていた。ドイツ占領から解放されたのちに成立したポーランド人民共和国でも、グルンヴァルト十字章は軍人に与えられる第二位の軍人章として継承された。グルンヴァルト十字章の授与は1987年を最後に行われなくなり、1992年に正式に廃止された。1946年から1955年までの間、ポーランド海軍は船首旗にグルンヴァルトの剣を描いていた。 現代のポーランドでも、グルンヴァルトの剣は人気のある軍事的シンボルとして、特にヴァルミアやマズルィで使われ続けている。グルンヴァルト自治体では、グルンヴァルトの剣を紋章としている。
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