シンボルとしてのたいまつ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/08 04:24 UTC 版)
「たいまつ」の記事における「シンボルとしてのたいまつ」の解説
たいまつ(トーチ)は、「闇を照らす」「世を照らす」ことを象徴する一般的なエンブレムである。たとえば右手にたいまつを持つ自由の女神像の正式名称は「世界を照らす自由(Liberty Enlightening the World)」である。下向きにして交差させたたいまつは古代ギリシアや古代ローマによく見られる喪のしるしであった。下を向いたたいまつは死を象徴し、一方、上を向いたたいまつは再生する炎の力を表し生の象徴であった。 闇を照らすトーチは政治結社や政党などのシンボルにも使われる。イギリスの保守党のロゴにはたいまつを持つ手があしらわれ、同じくイギリス労働党の1983年までのマークでは農民を意味する鍬にたいまつをクロスさせていた。 国旗や国章では、ザイール(現・コンゴ民主共和国)の国旗に革命や自由を表すたいまつが描かれていた他、ユーゴスラビア社会主義連邦共和国(現・セルビア、モンテネグロ、クロアチア、スロベニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア、コソボ)の国章に連邦を構成していた6つの共和国の「兄弟愛と統一」を意味する6本のたいまつが描かれていた。
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