ショットの概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 14:25 UTC 版)
「ショット (バスケットボール)」の記事における「ショットの概要」の解説
バスケットボールで通称「ゴール」と呼ばれる「バスケット(リング)」は床から305センチの位置にあるため、ゴールするために選手は頭上の高さへとボールを運ぶことが要求される。リングの内径は45cmで、ボールの直径が7号球で凡そ24cmであるため、真上からボールがリング内を通過した場合、クリアランスは21cmあることになる。しかしながらダンクショットなど特殊な場合を除いて、実際のショットではリングの水平面に対して角度を持ってボールを通過させなければならないため、リングへの入射角度、つまりはショットの際の発射角度と速度、距離、それらによって決まる最高到達点がショットの成否に大きく影響することは言うまでもない。入射角度が凡そ30度以下となると、ボールはリングに触れることなく通過することが出来なくなる。バスケットボールでは、サッカーやバレーボールとは異なり、ボールの質量、移動速度などから、ボールの回転による空気抵抗で生じる軌道の変化は殆ど無く、放物線を描くと考えて良いが、バックボードやリングなどで跳ねたり転がる際に変化が生じるため、ボールの回転もショットの成否に少なからぬ影響を及ぼす。フィンガーロールショットやバンクショットにその応用を見ることが出来る。実際にはボールの保持方法、肩、肘、手首、指のバスケットに対する方向や位置関係、ステップやジャンプ、シューティングモーションのシンクロ具合、腕を伸ばす動作と手首のスナップとの連動具合、フォロースルーの取り方などが、ショットの軌道と回転を決定する重要な要素である。
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