ショタ要素の実装にまつわる経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 15:01 UTC 版)
「たんぽぽ 〜Everything Nice〜」の記事における「ショタ要素の実装にまつわる経緯」の解説
本作はショタゲーではないが、カーツルートでは彼と熱いキスを交す場面があるほか、いずれのルートでも共通の場面ではギャグではあるがカーツのお尻を舐めたり、それにより興奮するといった個所が存在する。こうしたシーンが挿入されているのは単にギャグや市場拡大を狙ったものではない。 本作の発売に先んじて公式サイトではキャラクター投票が行われた。当初はヒロイン4人が選択項目として用意されていたが、投票を行った者達のコメントに主人公トミーやカーツにも投票したいという声が数多く見られた。苺みるく側はこれらの意見を受け入れ、選択項目に追加した。その結果、トミーやカーツの投票数が爆発的に伸び、彼らの選択肢が投票開始より1ヶ月ほど遅れて開始されたにも関わらず1位と2位に躍り出た。最終的には2人の差は1票となり、3位以下のヒロイン達と大きく差を付けた。 多重連続投票の可能なものであったため、いわゆる「祭り」に近い荒らし的な投票であったことを否定できないが、少年キャラの選択肢追加を希望する声が多く、後発でありながら著しい票数の伸びを見せ、シナリオは急遽、そうした要素の追加へと舵きりをすることとなった。 これには更に後日談があり、発売後に改めてキャラクターの人気投票が行われた。今回は最初からトミーやカーツも選択肢に盛り込まれたが、今度は大澤や立花を追加するよう求める声が上がり、投票開始の数日後には登場キャラの全てが選択肢として実装された。最終的には1位から3位をカーツ、トミー、大澤の少年キャラ達が独占することとなり、冗談半分ではあるものの集計後のコメントとして開発者側も、次回作はショタゲーであると語った。なお、立花はブービー賞であり、最下位は蛍だった。 2007年現在、苺みるくブランドからショタゲーを含む新作はリリースされていないが、スタジオミルクと同じスタッフ構成である同人サークルブランドの私立さくらんぼ小学校からは2005年に「こどものひみつ」が発表された。本作もショタゲーではなくロリゲーであったが、取扱説明書に描かれたおまけコミックなどはショタ層を強く意識した作りがなされた。また、パッケージデザインも主人公となるヒロイン2人を別とすると、他のキャラクターは水着姿であり、トリミングした構図になっているため、実質、少年キャラだけが裸として描かれている。
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