ショウビーズ【ショウビーズ】(草花類)
![]() |
登録番号 | 第5592号 |
登録年月日 | 1997年 3月 19日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | ショウビーズ よみ:ショウビーズ |
|
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 3月 21日 | |
品種登録者の名称 | 日本たばこ産業株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | P.C.スヘンク | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,アジアテックハイブリッド系にテッポウユリとアジアテックハイブリッド系の交雑種を交配して選抜,育成されたものであり,花は中輪で紫ピンクの地色に暗紅色の斑点のあるスカシユリ型の切花向き品種である。 草丈は100~129cm,茎の直径は5.0~9.9mm,上部の色は緑,中部及び下部の色は淡褐,毛じは無,節間長は茎の中央部は10~19mm,止葉下は20~39mmである。葉序は 2/5,葉の全体の形は披針形,葉身中央部及び先端部のそりは水平,ねじれは無,長さは16~20cm,幅は10~19mm,数は中,着生角度は30~59゜である。つぼみの形はⅦ型,花の向きは15~29゜,花房の形状は複散形花序,花形はスカシユリ型,一重・八重の別は一重である。花径は150~179mm,内花被の長さは9~12cm,幅は40~49mm,外花被の長さは9~11cm,幅は30~39mmである。花色は花弁の基部及び中肋部は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9501),地色,縁部及び裏面は紫ピンク(同9211)である。内花被1枚の斑点の数は40~49,外花被は10~19,斑点の色は暗紅(同0110),つぼみの色は穏緑黄(同2711),内花被の形はⅥ型,外花被の形はⅣ型,内花被の反転の程度はⅥ型,外花被の反転の程度はⅧ型,花被のねじれは1/8未満,花被上の乳状突起は無である。やくの色は褐,花粉の色は赤紫褐,第1花梗の長さは90~119mm,花梗への葉の着生は有,第1花梗の向きは15~29゜,花の香りは弱,開花期は中である。 「ダイアディーン」と比較して,草丈が高いこと,葉の全体の形が披針形であること,葉長が長いこと,つぼみの形がⅦ型であること,花弁の地色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,育成者のほ場(オランダ王国)において,アジアテックハイブリッド系にテッポウユリとアジアテックハイブリッド系の交雑種を1984年に交配し,1988年より開花した株の中から選抜を行い,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,1992年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- ショウビーズのページへのリンク