シシ組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 02:12 UTC 版)
裏市を仕切る犯罪集団。構成員はすべてライオンで、メンバーは35頭だったが、メロンがボスになって以降は徐々に数を減らし、ルイと再会した時にはボスとイブキを除く8頭のみになっている。食殺をビジネスとしており、殺した草食動物を見せしめとしてアジトの前に吊るしている。表社会だけでなく裏市でも恐れられる存在。レゴシとはたびたび顔を合わせる因縁の相手だが、メロンを倒すという目的のために手を組むことになる。 イブキ(Ibuki) 声 - 楠大典 種族 - マサイライオン シシ組の実質No.2で年齢は35歳。縁なしの眼鏡を掛け、冷静な風格。シシ組のイメージ向上のためにルイをシシ組のボスに据えることを提案する。元は表社会の貧しい家の生まれだったが、12歳のときに裏市の店に売られてしまい、そこから逃げ出して18歳でシシ組に入る。ルイが必死に弱さを隠して強く見せてる裏で衰弱しつつある事を察し、ルイを組に引き込んだことに責任を感じており、境遇が類似していることも相まって、ルイに対して色々と世話を焼いている。必死さゆえになかなか心を開かないルイにどう接していけばいいか分からず困惑しながらも接していく。 もし万が一自分がルイを食殺しそうになったら射殺するようにとフリーに命令しており、ルイの組抜けの意思を聞き、その覚悟を迫るためにルイを襲おうとした結果、フリーに射殺される。ルイはずっとイブキが自分に気を使って献身的に支えていた事に気づき、最後までイブキに心を閉ざした事を強く悔む事へとなって行く。戒名は「獅子眼鏡」。 フリー(Free) 声 - 木村昴 種族 - インドライオン 30歳。右目に三本線の傷跡を持つ。武闘派らしく、他組との小競り合いでは真っ先に突っかかっていった。「ボス(ルイ)を食いそうになったら俺を撃て」という約束に従い、イブキを射殺しルイをシシ組から解放する。その際に「次に見かけたら殺す」と宣言しており、実際にルイと再会した直後は殺すつもりだったが、ルイの角が生え変わりのために落ちて容姿が変わった途端に殺意は消え失せ、ルイを迎え入れる。胸部から腹部にかけて「猫邪羅死」という大きなタトゥーを入れている。 ボス(Boss) 声 - 土師孝也 種族 - ライオン 本名は不明。顔に傷跡があり、縁なしの眼鏡を掛け、ライオンの手が彫刻された杖を突いている。全身が白い毛の動物を食べることを趣味としている。手下にハルをさらわせて食べようとするが、寸前でレゴシに顔面を殴られ阻止される。逃げようとするレゴシをピストルで撃とうとしたところをルイに逆に射殺される。
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