シアノゲンとは? わかりやすく解説

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シアノゲン

分子式CN
その他の名称シアノーゲン(CN)、Cyanogen(CN)、シアノゲン


ジシアン

(シアノゲン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 07:38 UTC 版)

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ジシアン
識別情報
CAS登録番号 460-19-5 
PubChem 9999
ChemSpider 9605 
EC番号 207-306-5
国連/北米番号 1026
ChEBI
RTECS番号 GT1925000
特性
化学式 C2N2
モル質量 52.03 g mol−1
密度 0.95 g/cm3 (liquid, −21 °C)
融点

-28 °C, 245 K, -18 °F

沸点

-21 °C, 252 K, -6 °F

への溶解度 450 mL/100 mL (20 °C)
危険性
安全データシート(外部リンク) ICSC 1390
EU分類 Flammable (F)
Very Toxic (T+)
Dangerous for the environment (N)
EU Index 608-011-00-8
NFPA 704
4
4
2
Rフレーズ R11, R23, R50/53
Sフレーズ (S1/2), S23, S45, S60, S61
引火点 Flammable gas
爆発限界 6.6–42.6%
関連する物質
関連物質 フッ化シアン
塩化シアン
臭化シアン
ヨウ化シアン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ジシアン (dicyan) は、分子式 C2N2 で表される化合物である。青素シアノゲンシアノジェン: cyanogen)あるいはシュウ酸ジニトリル(: oxalonitrile)とも呼ばれ、また単にシアン: Cyan)といえばこの物質またはシアノ基のことを指す。

性質

シアノ基2つが炭素原子同士で共有結合した構造 (NCCN) を持つが、異性体としてイソシアノゲン (NCNC) およびジイソシアノゲン (CNNC) も知られている。

常温では特有の臭気をもつ無色の気体である。冷水と反応してシアン化水素シアン酸を生ずるなど、ジハロゲン分子 (X2) と似た性質を示す擬ハロゲンである。

エーテルに比較的溶けやすい。塩酸中でスズと反応させるとエチレンジアミン還元される。

酸素との至適混合気を燃焼させると桃色の炎を上げ 4600 ℃ という高温になる。

ウィキメディア・コモンズには、ジシアンに関連するカテゴリがあります。


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