サービス開始の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 03:34 UTC 版)
「ニンテンドウパワー」の記事における「サービス開始の経緯」の解説
このサービスはLoppiの主要サービスとしてゲームソフトの店頭販売を求めたローソンと、NINTENDO64発売後のスーパーファミコンをゲーム入門機と位置づけ、再活性化と旧作ソフトの安価な再供給を狙う任天堂の思惑が一致し企画・開発された。 任天堂はニンテンドウパワー開始前にも類似のサービスを実施した。ファミリーコンピュータ ディスクシステムではディスクカードへのゲームデータ書き換え販売サービスを実施し、スーパーファミコン用周辺機器サテラビューを端末としたデータ放送ではフラッシュメモリを搭載した専用の記録媒体にゲームなど受信番組データを保存した。 このサービスの目的・利点は以下の通り。 中古ゲームソフト販売問題の解決 当時は中古ゲームソフトの販売が一部のメーカーから問題視され始めた時期であり、メーカーは中古ソフトの販売により新品ソフトの販売利益が侵害されると主張した。しかし中古販売が禁止されることにより、消費者は過去に発売されたゲームソフトの購入が困難となる可能性があった。このサービスはメーカーに利益が渡り在庫を確保する必要のないデータ販売形式を用い、双方の利害を調整する目的のために始められた。 任天堂の利点 売り切れや在庫の心配、説明書やパッケージを製造する必要もなく、さらに問屋を介さず流通コストの低いデータ書き換えによる販売形式により、従来より手軽かつ安価にゲームを供給できる。当時1,700万台普及したスーパーファミコン市場の維持と再活性化、新しい流通形態の模索・実証を図る。
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