サフィックスの指定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 06:05 UTC 版)
「日本の呼出符号」の記事における「サフィックスの指定」の解説
8Jまたは8Nで始まる特別局を除き、2-3文字で構成される。戦後にアマチュア無線が再開された初期(1952年前後)に開局した個人局には、2文字のサフィックス (AA - ZZ) が割り振られたが、2文字のサフィックスが払底すると、3文字のサフィックス (AAA - ) に移行した。なお、通信状況が良くない状態で誤解されないように、Q符号やSOSやOSOやDDDなど、各種の通信符号にも使われている3文字は、原則として欠番となっている。また、サフィクスが"Y"および"Z"で始まる3文字のものは社団局(クラブ局)に割り当てられる。 例外として、中継局(リピータ局)にはJR+数字+2文字サフィックス、及びJP+数字+"Y"で始まる3文字サフィックスが指定される。 サフィックスは受付順が原則であるが、コンピュータ処理が一般的になる以前の頃には、女性個人局のサフィックスにYL(アマチュア無線用語で「若い女性」(Young Lady) の意味)を含んだコールサインが指定されたり、姓名のイニシャルを含んだりなど、人為的な指定の例も見受けられた。 2004年から8Jまたは8Nから始まる特別局はプリフィクスを1 - 5字の範囲で選ぶことができる。これは2003年の世界無線通信会議の結果を反映したものであり、それまでは3文字限定だった。しかしこれ以前にも、例外としてサフィックスが1 - 2文字で許可されたものがある。これには、2002年FIFAワールドカップ記念局の8J1C・8M1C・8N1C・8J2C・8N3C・8J6C・8J7C・8J8C・8J0C が該当する。なお、サフィックスの最後の字はアルファベットでなくてはならないが、「サフィックスが数字だけ」のものも存在した (8J2000・8M2000・8N2000)。 海外ではサフィックスの文字数、や使用文字と資格を関連付けているケースも見られるが、日本ではプリフィックス同様、サフィックスもアマチュア無線技士との等級と関連性がない。 なお、「旧コールサイン復活制度」が1997年4月1日から実施されている。これは、一度廃局したアマチュア局のコールサインであっても、本人が希望すれば復活させることができる(再度指定を受けることができる)制度である。但し、同一の総合通信局管轄内であること、再指定によって他人に指定されていないことなどの条件がある。
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