コロッサス級の概観
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/26 17:52 UTC 版)
「ハーキュリーズ (戦艦)」の記事における「コロッサス級の概観」の解説
1908年、ドイツで毎年戦艦4隻起工する法案が議会を通過した為、二国標準主義の伝統の元「8隻欲しい、今直ぐ欲しい」(We want eight.we won't wait)のスローガンを掲げ弩級戦艦6隻の建造予算が獲得され 1909年度計画のネプチューン (戦艦)と同一戦隊を構成でき、大急ぎで隻数を揃えるためネプチューンの艦型を踏襲したのがコロッサス級戦艦でコロッサス、ハーキュリーズの2隻が建造された。 ネプチューンに習い30.5cm2連装砲塔5基を、2・3番砲塔が梯形(エン・エシュロン)配置で反対舷発砲を制限射角であったが可能とし、4・5番砲塔が背負式に配置することで片舷指向砲力10門が可能となった。他方副砲の配置・2,3番主砲塔の弾火薬庫配置改正・装甲防御の強化と水中防御方式の変更・後部三脚檣の廃止と前檣の前部煙突背後への移設等手直しが行われた。英戦艦として常備排水量は初めて2万tを越え、機関出力はネプチューンと同一だったが公試の速力はやや早かった。1909年度計画艦の残り4隻は34.5cm砲を搭載する超弩級戦艦オライオン級戦艦として建造されたのでコロッサス級戦艦は英海軍最後の弩級戦艦となった。。両艦共ユトランド海戦に参加した後コロッサスは1928年、ハーキュリーズは1921年除籍解体された。
※この「コロッサス級の概観」の解説は、「ハーキュリーズ (戦艦)」の解説の一部です。
「コロッサス級の概観」を含む「ハーキュリーズ (戦艦)」の記事については、「ハーキュリーズ (戦艦)」の概要を参照ください。
- コロッサス級の概観のページへのリンク