コリオリ式質量流量計の動作原理とは? わかりやすく解説

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コリオリ式質量流量計の動作原理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 13:05 UTC 版)

コリオリ式質量流量計」の記事における「コリオリ式質量流量計の動作原理」の解説

コリオリ式質量流量計基本構造には直管型と曲管型がある。本記事で扱うのは曲管型である。 振動式質量流量計動作原理図解質量流量計一方向回転している。管中に流れはない。 拡大図 流体が管を流れていると、わずかなねじれが生じる。 拡大図 右図アニメーションコリオリ式質量流量計実際の構造表したものではなく動作原理における回転役割図解したものである質量流れ存在すると管はわずかにねじれるポンプ質量流量計流体送り込むと、流体回転軸から遠ざかる向き流れアーム(インレットアーム)は、管壁から流体に力を加えてその角運動量増加させなければならない。その反作用アーム回転と逆の方向に反る。流体回転軸戻ってくるアーム(アウトレットアーム)は、流体角運動量をはじめの大きさに戻すように力を加えなければならない。これによりアーム回転と同じ方向に反る。 言い換えると、全体回転よりもインレットアームは遅れ、アウトレットアームは先行する右図アニメーションは曲管型質量流量計実際の構造表している。流体は2本の平行管を通るようになっており、アクチュエータ(図では省略)がそれぞれの平行管に逆相の振動与える。外部から伝わってくる振動同相であることが多いため測定への影響低減できる。振動振動数質量流量計サイズによって決まり、80-1000 Hz範囲を取る。振動振幅視認できるほど大きくないが、手で触って感じることはできる。 流体流れていないときにはアニメーションのように対称振動起きる。 右図アニメーション質量流れている場合で、質量流れが管にねじれを生んでいる。インレットアームは流体角運動量増やすように力を与えなければならず、その反作用アーム動き全体振動より遅れてしまう。アウトレットアームは流体角運動量を減らすように力を与えなければならず、反作用アーム動き全体振動先行する。 どちらのアーム振動数全体振動等しいが、同期はしていない。インレットアームは遅れ、アウトレットアームは先行している。2つ振動の間に生じた位相差測定量として管中を流れ質量評価する

※この「コリオリ式質量流量計の動作原理」の解説は、「コリオリ式質量流量計」の解説の一部です。
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