コネクトユー訴訟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 00:18 UTC 版)
「Facebookへの批判」の記事における「コネクトユー訴訟」の解説
ソーシャルネットワーク「コネクトユー」 の設立者ディヴィヤ・ナレンドラ, キャメロン・ウィンクルボスおよび タイラー・ウィンクルボスは2004年9月、Facebookに訴訟を起こした。その訴訟において、ザッカーバーグが口約束を反故にしてソーシャルネットワーキングサイトを作成し、アイディアをコピーし 彼らが、ザッカーバーグに提供したソースコードを利用して競合するサイトFacebookを作ったと主張した。 Facebookはウィンクルボス・チャン・グループ(コネクトユーとアイトゥーハブ が組んで作った)が公開した「ソーシャル・バタフライ」 に関するものであった。それはコネクトユー、キャメロン・ウィンクルボス、タイラー・ウィンクルボス、ディビア・ナレンドラ、ウェイン・チャン(アイトゥーハブの創始者)を名指ししていた。 当事者たちは、2008年2月に現金2千万ドルと1,253,326株の Facebook株式で、和解した。2010年8月26日、ニューヨーク・タイムズ はFacebook株は売買市場で1株あたり76ドルで全体の和解金額は1億2千万ドルとなったと報じた。 コネクトユーは2008年3月11日にFacebookに新たな訴訟を提起し、 Facebookは和解交渉の中でコネクトユー創設者達に支払う株の価値を過大に評価したとして和解の無効を訴えた。コネクトユーは Facebookが提示した株の総額は当時150億ドルであったが、マイクロソフトによる2007年のFacebook1.6%の株購入額による投資後評価では2.46億ドルであったと主張した。Facebookはプレスリリースの中で、その評価を発表した。 しかし、Facebookはその後、企業価値を37.5億ドルとする内部評価を行った。 コネクトユーは和解交渉を委ねていた法律事務所 クイン・エマニュエルを契約解除した。クイン・エマニュエルは和解続行に対して1300万ドルの先取特権を主張し、コネクトユーを背任行為で訴えた。 2010年8月25日仲裁委員会はクイン・エマニュエルlは成功報酬を全額受け取っていると裁定した。また、クイン・エマニュエルは全く背任行為を犯していないことが判明した。 コネクトユーのFacebookに対する訴訟は、4倍の金額となり現在係争中である。 2010年1月、アイトゥーハブの創立者ウェイン・チャンとジ・トゥーハブ・オーガニゼイション はコネクトユーとその創立者キャメロン・ウィンクルボス, タイラー・ウィンクルボス、ディビア・ナレンドラ に対して和解金の50%を求め訴訟を提起した。その申立には、「訴訟を通じてチャンはウィンクルボス・チャン・グループとコネクトユーの所有権を主張し、その中に和解の続行も含まれていた」とあった。 ジェスマー・アップデグローブ のリー・ゲスマーは 33ページの詳細な苦情 をネット上に公開した。 2011年4月12日、3名の判事からなるサンフランシスコ連邦控訴裁判所の委員会はウィンクルボス兄弟(彼らのFacebookの起源をめぐる争いが映画「ソーシャルネットワーク」の主要なプロットとなった)は、2008年のFacebookとの和解書の署名を覆すことはできないと結論づけた。
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