こいおまち【コイオマチ】(食用作物)
登録番号 | 第5186号 | |
登録年月日 | 1996年 10月 15日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | こいおまち よみ:コイオマチ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 広島県 | |
品種登録者の住所 | 広島県広島市中区基町10番52号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 前重道雅 土屋隆生 土居嘉明 大竹茂登 上本哲 勝場善之助 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「改良雄町」に「ニホンマサリ」を交配して育成された固定品種であり,育成地(広島県東広島市)における成熟期は中生の早,稈長はやや長,精玄米千粒重及び心白の大小がやや大の酒造原料用品種である。 草型は中間型,稈長はやや長,稈の細太はやや太,剛柔はやや柔,止葉の直立の程度は中,葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや長,穂数はやや多,粒着密度は中,穂軸の抽出度はやや長である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は極少である。玄米の形はやや細長,大小及び精玄米千粒重はやや大,玄米の見かけの品質は中の上,光沢はやや良,心白の多少は多,心白の大小はやや大である。出穂期及び成熟期は中生の早,穂発芽性はやや難,耐倒伏性は中,収量はやや少である。穂いもち及び葉いもち圃場抵抗性は中である。 「改良雄町」と比較して,草型が中間型であること,稈長が短いこと,止葉が立つこと,出穂期及び成熟期が早いこと等で,「ニホンマサリ」と比較して,穂長が長いこと,心白が多いこと等で,「山田錦」と比較して,草型が中間型であること,稈長が短いこと,止葉が立つこと,出穂期及び成熟期が早いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,広島県農業試験場(現広島県立農業技術センター)(東広島市)において,昭和52年に「改良雄町」に「ニホンマサリ」を交配し,56年に雑種第4代で個体選抜,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。59年から生産力検定試験,62年から地域適応性試験等の試験を行い,その特性を確認して育成を完了した。平成6年は雑種第17代である。 なお,出願時の名称は「広酒7号」であった。 |
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