グローマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 23:52 UTC 版)
シャイアらファクトリーの面々が生活する交易船。オーガス他のデバイス母艦的な機能も備えている。 外見はまさしく空飛ぶ「家」で、チラム軍がつけたコードネームも「ハウス」。塗装は屋根が赤。本体が白。なお「グローマ」とは、交易船を指すエマーンの一般名詞で個艦名ではないが、演出上、別の交易船との直接交流がなかったため(すれ違う描写はある。マニーシャ艦等は交易船ではない)、作中ではシャイアファクトリー所属船が一貫してグローマと呼ばれる事となった。 前面にブリッジがある。正面から見ると船体は『凹』の字を逆さにした、丁度、粘着式ゴキブリ捕獲器の底部を溝状に切り欠いた形状をしており、その部分の天井にカタパルトレールを敷いてオーガスを吊した艦載機発進区画。両舷は商品倉庫やモラーバ格納庫、工房区画であり、屋根の部分は居住区。内装はかなり豪華で大浴場や、スカッシュのような球技用コートまである。屋上に飛び出した形でジャビーの住む「ペントハウス」がある。機関部は後部両舷に設置され、万が一の事故に備えて異物混入防止用のネットが張られている。モズク族の攻撃でここが破壊された際は、船体に帆柱を立てて帆走した(第10話)。 船体前部左右に三連装大型ロータリー・キャノン砲×4基(格納式。ダルの物と同型)。屋根の出窓に取り外し可能な連装機関砲多数を武装として持ってはいるが、本来は戦闘艦ではないため、その戦闘能力は低い。なお、9話以降、ファンシィ国革命時にマリアン・トワネットから「破砕砲」(デモリッションガン、衝撃砲の一種)を協約違反の名目で回収、ペントハウス隣に主砲として設置。グローマの電力の大半を割いてチャージする必要があるため安易に撃てないが、ファンシィの王宮を丸ごと吹き飛ばす破壊力があり、しばしば切り札的に使用されている。 最終決戦でムーの攻撃で被弾して総員退艦。最終話の直前回(第34話)に撃沈された。 『オーガス02』最終話にもエマーンに転移したナタルマの前に、同型艦が姿を見せている。
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