グラブの形状に関する規則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 01:45 UTC 版)
「グラブ (野球)」の記事における「グラブの形状に関する規則」の解説
グラブはそのサイズ・色・商標・刺繍などに関してルールで規定が決められている。日本の野球規則ではサイズに関する規制があり、完成したグラブを立てた状態で高さ30.5センチメートル、ウェブの上端横幅11.4センチメートル・下端8.9センチメートル・縦幅14.6センチメートル、人差し指から小指部の幅19.7センチメートル以内と定められている。 また投手が使用するグラブは、白・グレー・銀などの白系統の色を使うことが禁止されており、縫い目・締めひも・ウェブを含め、全体が一色でなければならない。2013年12月12日の「全日本野球協会アマチュア野球規則委員会」にて、投手のグラブと同様に野手のグラブも「白色または灰色以外の色でなければならない」とした。すでに高校では禁止されており、大学、社会人においても2015年から正式適用されている。2014年1月に公認野球規則が改正され、これまでの投手の色規定に加え野手に関しても「守備位置に関係なく、野手はPANTONEの色基準14番よりうすい色のグラブを使用することはできない」という条項と、その注釈として「アマチュア野球では、所属する連盟、協会の規定に従う」が追加された。 日本の高校野球においては特に規制が厳しく、上記のものに加え本体色は茶、オーク、タン、橙、黄(つまり茶若しくは黄色系統)、黒やそれに近い色の使用しか認められておらず、赤・青といったいわゆるカラーグラブの使用が禁止されている。また、締め紐の色も本体同系色か茶、黒だけが認められている。商標も指定された位置に縦4センチメートル・横7センチメートル以内1箇所のみ(平部の焼印は可)しか付けることができない。プロ野球などでよく見られる刺繍(個人名)や番号マークも禁止されている。
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