クリスマスブーツによる社会貢献
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/23 05:34 UTC 版)
「クリスマスブーツ」の記事における「クリスマスブーツによる社会貢献」の解説
クリスマスブーツは、クリスマス時期を通じた社会貢献、社会交流の手段としても多く用いられている。2016年(平成28年)には、愛知県常滑市の児童養護施設「知多学園八波寮」に、名古屋トヨペットなどNTPグループ9社からクリスマスブーツが贈られた。2017年には静岡県湖西市の介護センターでは市内の保育園の園児たちが、愛知県岡崎市若松町のグループホームでは三河中地域協議会の事務局長が、それぞれサンタクロース姿となって入居者たちにクリスマスブーツを届け、入居者たちと交流を楽しんだ。 山梨県ではNPO法人「フードバンク山梨」が、経済的に苦しい家庭に食料品などを届ける活動を続けており、2018年には同県昭和町の山梨県立甲府昭和高等学校で、同NPO法人の職員や高校生ら約200人が、サンタクロースの赤い帽子をかぶり、クリスマスブーツや食料品などの発送作業を手掛けた。 富山県高岡市の児童養護施設・高岡愛育園では、サンタクロース姿の匿名の人物が1970年代頃より毎年、クリスマスブーツを届けている。愛知県岡崎市の児童養護施設・岡崎平和学園でも2011年(平成23年)より毎年、野球漫画『巨人の星』の主人公にあやかって「星飛雄馬」を名乗る人物よりクリスマスブーツが届けられ、共に子供たちを喜ばせている。この「星飛雄馬」からのクリスマスブーツは、2016年からは同愛知県豊田市、2017年からは同県安城市の施設にも届けられている。 大阪府守口市の守口市立さつき学園では、同学年の特色の1つである異学年交流の一環として、2016年の家庭科の授業で、隣の幼稚園で行う保育実習を1年生の前でリハーサルし、クリスマスブーツ作りで交流を深めた。 認知症患者や高齢者の社会参加として、クリスマスブーツ作りを利用するケースも見られる。滋賀県守山市梅田町の診療所である藤本クリニックでは、若年性認知症患者の就労と患者同士の交流を兼ねた「仕事の場」で、クリスマスブーツを手作業で組み立てる内職が行われており、患者たちの社会参加と交流が進むことで好評を得ている。
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