クスアナアキゾウムシ
和名:クスアナアキゾウムシ |
学名:Dyscerus hylobioides |
コウチュウ目,ゾウムシ科 |
分布:国内では本州〜南西諸島に分布。 |
写真(上):クスアナアキゾウムシ成虫 |
写真(下):クスアナアキゾウムシ幼虫 |
説明 クスノキ科およびシキミ科を寄主とする。大正〜昭和初期にかけて,九州のクスノキ造林地に大きな被害を出したほか,最近では本州〜四国にかけての広い地域でシキミ栽培地に大発生している。既に放棄せざるを得ない状態の栽培地も多く,被害は深刻。高知県の山間部では基本的に2年1化,平野部では2年1化と年1化が混じる。幼虫によって食害された樹は枯死することも多い。産卵期間は春〜秋までと長いため,越冬している幼虫のステージもそろっていない。蛹化・羽化は主として真夏に起こる。また成虫の寿命は非常に長く,飼育下では約4年生きた例もある。被害本数率は,栽培年数,栽培地周囲の森林の有無,雑草の有無および薬剤の散布頻度などと関係しているとされる。 |
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