ギ酸ベンジル
ギ酸ベンジル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 02:38 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ギ酸ベンジル Benzyl formate[1] |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 104-57-4 |
特性 | |
化学式 | C8H8O2 |
モル質量 | 136.15 g mol−1 |
外観 | 無色の液体 |
匂い | 果実香 |
沸点 | 201 °C, 474 K, 394 °F |
水への溶解度 | 水に不溶 アルコールに可溶 |
危険性 | |
引火点 | 94 °C (201 °F; 367 K) |
半数致死量 LD50 | 1400mg/kg<(ラット、経口) |
関連する物質 | |
関連する異性体 | C8H8O2を参照 |
関連物質 | 酢酸ベンジル クロロギ酸ベンジル |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ギ酸ベンジル(ギさんベンジル、英: Benzyl formate)はベンジルアルコールとギ酸が縮合したエステルである。
性質
常温ではジャスミン様のフルーティ・フローラル・グリーン・ハーバル香を持つ無色の液体である。天然にはクランベリーなどに含有する。ジャスミンなどの調合香料に使われるほか、チェリー、アップル、ナッツ、アーモンド、ラズベリー、ストロベリーなどの食品用フレーバーとして2.4~12ppmほど使用される[3]。日本の消防法では危険物第4類第三石油類に該当する[1]。
出典
参考文献
- 合成香料編集委員会『合成香料 化学と商品知識(増補新版)』化学工業日報社、2016年。ISBN 978-4-87326-677-0。
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