キリシタンのメダル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 15:58 UTC 版)
「長崎県指定文化財一覧」の記事における「キリシタンのメダル」の解説
国指定重文のキリシタン装身具は2001年の時点では存在していない。 名称位置指定日解説大村出土メダリオン「無原罪の聖母」 大村市東本町 大村市立史料館 1969年4月21日 昭和7年(1933年)、大村中学改築工事中に発掘されたメダリオン(楕円メダル)。寛永16年(1639年)銘の家老宇多氏の墓から見つかったが、作業のために割れている。スペインで16世紀前半に鋳造された聖母マリアのレリーフである。 出津のプラケット「無原罪の聖母」 長崎市西出津町 出津修道院 1968年12月23日 ド・ロ神父の遺品の中にあったプラケット(方形メダル)。無原罪の聖母マリアをモチーフにする。スペイン製で、イエズス会に続いて日本の布教活動を行ったフランシスコ会の帯紐が周囲に刻まれている。伝承した外海の隠れキリシタンがド・ロに託したと推測される。 プラケット「ピエタ」 長崎市西坂町 日本26聖人記念館 1970年1月16日 長崎市片渕町の山中で昭和37年(1962年)に発掘されたプラケット。イエスの亡骸を抱く聖母マリアの姿は「ピエタ(慈悲)」を具現化するモチーフとして美術界で取り上げられる。イタリア製で、ミケランジェロの未完成作品「フィレンツェのピエタ」を模している。
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