京の城【キョウノシロ】(草花類)
登録番号 | 第4378号 | |
登録年月日 | 1995年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 京の城 よみ:キョウノシロ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2005年 3月 16日 | |
品種登録者の名称 | 虎走宗義 | |
品種登録者の住所 | 奈良県北葛城郡新庄町寺口439 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 虎走宗義 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「紅葉」に無名実生種を交配して得られた実生種に,別の実生種を交配して得られた実生の中から選抜,育成されたものであり,花はピンク白に赤紫のはけ目が入る中輪で,2~3輪仕立ての切花向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,主たる仕立て法は2~3輪仕立て,開花時の草丈は中である。茎の太さは 6.0~ 7.9㎜以上,色は緑,強さはやや強,縦じわはやや低,稲妻型屈曲は無,節間長は20~29㎜である。葉身長は75~99㎜,幅は50~74㎜,基部の形はやや凹形,先端部分の形は尖,一次欠刻は0.70~0.89,二次欠刻の程度は中,葉裂片縁部の重なりは重なる,表面の色は濃緑,裏面の色はやや淡緑,厚さは中,全体の角度は立つ,葉身の巻き方は平である。たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,大きさは中である。つぼみの形は平,花の大きさは90~ 109㎜,舌状花の重ねは1.5列まで,舌状花数は20~59,管状花数は 200~ 399である。花弁の形は平弁,先端の形は丸い,外花弁の反り方は外反,花弁の長さは50~69㎜,幅は15.0~19.9㎜,外花弁の表面の色はピンク白(JHS カラーチャート9201)に赤紫(同9508)のはけ目,外花弁の角度は平,花盤の色は黄緑色,花たくの形は盛上ったドーム状,総ほうの大きさは30~39㎜,総ほう部から花頂部までの高さは30~39㎜,花首の長さは 100~ 149㎜である。季咲きの開花期は秋で,育成地(奈良県北葛城郡)における自然開花期は10月上~中旬である。 「紅葉」と比較して,葉裂片縁部の重なりが重なること,外花弁の表面の色がピンク白に赤紫のはけ目であること,舌状花表面の色の分布状態がはけ目であること,花首の長さが長いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成元年に育成者のほ場(奈良県北葛城郡新庄町)において,「紅葉」に無名実生種を交配して得られた実生種に,別の無名実生種を交配して得られた実生から選抜,育成されたものであり,以後,特性の調査を継続し,3年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「京城」であった。 |
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