キャプションチャネル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 14:59 UTC 版)
「クローズドキャプション」の記事における「キャプションチャネル」の解説
Line21の転送データは、多重化された複数のデータチャネルからのデータで構成されている。奇数フィールド1は4つのデータチャネルを持つことが可能で、WebサイトURL(T1、T2)などのキャプション関連テキストを含む個別の同期キャプション2つ(CC1、CC2)が入っている。偶数フィールド2は5つの追加データチャネルを持つことが可能で、キャプション関連テキスト(T3、T4)を含む個別の同期キャプション2つ(CC3、CC4)および詳細な電子番組ガイド用のExtended Data Services(XDS)が入っている。XDSのデータ構造はCEA-608で定義されている。 CC1とCC2は帯域幅を共有するため、CC1に大量のデータがあるとCC2データ用の空きは殆ど無く、通常は主要な音声キャプションだけで使用される。同様に、CC3とCC4はLine21の2番目の偶数フィールドを共有する。一部の初期キャプションデコーダーはCC1とCC2の単一フィールドだけをサポートしていたため、第二言語キャプションはCC2に配置されることが多かった。これが帯域幅の問題をもたらし、連邦通信委員会勧告はバイリンガル番組ではCC3に第二言語キャプションを持つべきだとしている。例えば、ユニビジョンやテレムンドといった多くのスペイン語テレビ放送局は、多くのスペイン語番組のCC3に英語字幕を提供している。 カナダの放送局は第二言語のフランス語翻訳にCC3を使用しており、韓国や日本にも同様の慣習がある。 シーファクスとテレテキストは複数の垂直帰線区間を使っているので、他言語キャプションを幾つも備えることが可能である。ただし、NICAMの二重音声放送 やZweikanaltonのいずれかを使うヨーロッパ諸国のみ2番目の字幕ページを第二言語の音声トラックのために使用している。
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