キサンタン‐ガムとは? わかりやすく解説

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キサンタン‐ガム【xanthan gum】

読み方:きさんたんがむ

多糖類一種砂糖溶液でんぷん中で細菌一種産生水溶性天然糊料であり、増粘安定剤乳化剤化粧水保水剤として用いられる


キサンタンガム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 09:04 UTC 版)

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キサンタンガム[1]
識別情報
CAS登録番号 11138-66-2 
ChemSpider NA 
E番号 E415 (増粘剤、安定剤、乳化剤)
特性
化学式 C35H49O29 (モノマー)
危険性
Rフレーズ -
Sフレーズ -
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

キサンタンガム (xanthan gum) は多糖類の1つ。CAS登録番号は11138-66-2。 トウモロコシなどの澱粉細菌 Xanthomonas campestris により発酵させて作られる。 分子量は約200万もしくは1,300万から5,000万。グルコース2分子、マンノース2分子、グルクロン酸の繰り返し単位からなる。キサンタンガムにはカリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩も含まれる。 水と混合すると粘性が出ることから、増粘剤、増粘安定剤として幅広い用途で用いられている。

化粧品や歯磨き粉への利用

大手化粧品メーカー製の商品にも幅広く使われているほか、手作り化粧品の素材として単体でも販売されている。

  • 乳液化粧水に添加することにより液体の粘度をあげ、しっとり感を向上させる。
  • 粉末状のファンデーションに添加することにより、飛び散らずに使えるよう利便性を向上させる。

食品への利用

多くの食品に添加されており、食品添加物(多くの場合は増粘多糖類と表記)の扱いを受けている。

  • あんかけのとろみやタレサラダドレッシングなど多くの食品に添加されており、粘度や食感を向上させる。
  • 嚥下能力が衰えた高齢者向けの食材開発で注目を浴びている。

人体への毒性

人体への影響はないと考えられている(常識外の大量摂取を行えば、多糖類が持つ難消化性の性質から、下痢や軟便などの症状の発生が推測され、実際にイヌによる実験で確認されている[要出典])。

出典

  1. ^ Sicherheitsdatenblatt des Herstellers Carl-Roth (PDF)”. 2011年4月18日閲覧。

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