キク類
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/22 01:12 UTC 版)
キク類[1][2][3][4](キクるい、asterids)とは、APG植物分類体系の各版において、被子植物の分類のために使われているクレード(単系統群)のひとつである。このクレードは三溝型花粉を持つ真正双子葉類のうち、中核真正双子葉類(core eudicots、コア真正双子葉類)に含まれ、バラ類と並び大きなグループである[5][6]。プラスチド、ミトコンドリアDNA、核DNAシークエンスから、単系統であることが支持されている[5]。合弁花をもつ被子植物のほとんどに加え、セリ科やウコギ科などの離弁花をもつ植物も含まれる[2][3]。
注釈
- ^ Ruggiero et al. (2015) や Brands (2004–2023) では、superorder Asteranae(キク上目)とされる。
- ^ この学名はアルメン・タハタジャンによりキク亜綱として設立されたものだが、Cantino et al. (2007) により PhyloCode に基づくクレード名としても定義される。
- ^ APG IV では表中で大文字の頭文字が用いられているが、やはり英語の1単語ではあるため、本文中では小文字で始められる[17]。
出典
- ^ a b 大橋ほか 2017, p. 18.
- ^ a b 伊藤 2012, p. 157.
- ^ a b 伊藤 2013, p. 84.
- ^ 西田 2017, p. 300.
- ^ a b c d e f g h i Judd et al. 2015, p. 465.
- ^ 伊藤 2012, p. 155.
- ^ 高橋 2006, p. 424.
- ^ 福原達人. “被子植物の系統樹と分類”. 2012年8月27日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “YListで使われる分類体系”. 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList). 2012年8月27日閲覧。
- ^ 米倉浩司『高等植物分類表』(重版)北隆館、2010年。ISBN 978-4-8326-0838-2。
- ^ 大場 2009, p. 251.
- ^ “キク目群(キク亜綱)”. Tree to Strain (SHIGEN). 国立遺伝学研究所 (http://shigen.nig.ac.jp).+2023年10月30日閲覧。
- ^ a b c d APG 1998, pp. 531–553.
- ^ a b c d 大場 2009, p. 299.
- ^ a b c Chase et al. 1993, pp. 528–580.
- ^ a b APG III 2009, pp. 105–121.
- ^ a b c d APG IV 2016, pp. 1–20.
- ^ a b 伊藤 2013, p. 85.
- ^ APG II 2003, pp. 399–436.
- ^ a b c d Cantino et al. 2007, p. E29.
- ^ 清水 2001, p. 72.
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